白いクジラの上には呪術師がいる

1日目 ページ18

傑が僕たちの家族になって１日目。

僕たちが起きてまず始めたことは

昨日の宴の片付けだ。

毎回思うのだが、宴のあとは地獄絵図のように

汚くなる。

食べかすやごみ、からの酒の瓶も転がっている。

特にひどいのは二日酔いのかたまり．．．

酒を飲む前には必ず注意しているが

こいつらのことだから僕の忠告を無視して酒を飲む。

『はぁ．．．昨日あれだけ言ったんだが．．．』

傑「仕方ないよ。宴だったんだからさ。」

『傑はこいつらを甘やかしすぎだ！』

サッチ「まったく同感だ。」

『あっ、おはよ！今日もきまってんね。』

サッチ「だろ？さてと、Aから
　 褒められたことだし！片付けっか！」

僕たちがごみなどをまとめていると

隊長たちが集まってきた。

マルコ「こいつら．．．いい加減学習しろい。」

眠そうなマルコがあくびをしながら

ため息をついていた。

(また徹夜したな．．．今日手伝うか。)

イゾウ「少し学習してもらおうか？」

イゾウが銃を取り出し不敵な笑みで笑った。

(あーぁ．．．こいつら死んだな。)

『傑、頼むからお前だけはこうなるなよ。』

傑「？う、うん。」

その後無事掃除も終わりいつもの景色に戻った、

と思ったが、船内のいたるところから

二日酔いの悲鳴と隊長たちの

怒鳴り声が響きわたるのであった。

エース「助けてくれーーーーー！！！！」

(南無阿弥陀仏．．．)

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