白いクジラの上には呪術師がいる

東京都立呪術高等専門学校 ページ11

悟「ヤッホー！A！」

悟はベットに眠っているAに語りかけた。

悟「ちょっと聞いてよ！上層部のじじいどもが
　 この僕をこき使うんだよ！」

悟はAが寝ているベットに腰かけた。

それから悟は今日あった出来事をAに話した。

楽しかったこと。

嬉しかったこと。

悲しかったこと。

苦しかったこと。

悟が話はじめて１０分がたった。

誰かが扉をノックして悟に声をかける。

悟「ごめんねA。僕もう行かないと。」

悟は手を振り僕に笑いかけ「またね」と

言い残し、彼は出て行ってしまった。

それから少しした後、

硝子が入ってきた。

硝子「Aー。ちょっといいか。」

硝子は近くの椅子に座り煙草に火をつけた。

硝子「私が五条の事、心配して言うわけじゃ
　 ないけどさ。不安なんだと思うよ。
　 暇があれば一番にここに飛んでくる。
　 寝る暇も惜しんでだ。」

硝子は苦しそうな顔をした。

硝子「もうあいつは、大切な仲間に
　 死んでほしくないんだと思うよ。
　 あいつだけじゃないよ。
　 私を含めみんながAのことを
　 大切に思ってる。
　 だから早く起きろよ。バカA．．．」

はやく意識を戻してほしい。

みんなの思いは一つ。

だけど今のAには
　 その思いがどうしても届かない。

Aが意識を戻さないこと８年。

呪術高専は今日も呪いと立ち向かっている。

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