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入学試験は真夜中に ページ8

なんだかんだで支払いを終え、店を出た私達は適当なタクシーを捕まえて帰路についた。1番土地勘があるだろうという理由で伏黒くんが助手席側へと座り、行き先を短く告げてシートベルトを締める。タクシーに乗るなら土地勘の優劣も何も無いと思うのだが、そこは訊かないことにしておこう。

ぽつりぽつりと明かりが消え始めたオフィス街の横を過ぎ、静かな道に入ったところでうっすらと山が見えてきた。次第に街灯も少なくなり、代わりに出迎えるのは虫の鳴き声。風があるのか辺りの木々が一斉にざわめいて、何か出そうな、そんな雰囲気である。

「え、ほんとにこんな山の中なの?」と訊けば、「そうよ」と釘崎さんが頷く。少し郊外に行くと東京にもこんな場所があるものなのか。都会だというイメージが強かったから、少しびっくりした。
森を抜けると急に開けた場所に出た。寺のような建物が立ち並んでおり、タクシーが停まった大きな門には「東京都立呪術高等専門学校」と書かれた木札が掛かっている。物々しい雰囲気はいかにもといった感じ。
ここで肝試しなんてしたら洒落にならないだろうなぁ、呪いじゃない何かが出そうで。

「おかえり〜」

声に振り返れば、出迎えてくれたのは五条先生だった。昼間掛けていたサングラスとは別に、今度は黒布で目を隠している。恐らく目に何かあるのだろう。急用と言っていたが、呪霊との交戦でもあったのだろうか。呪術師が数十人居る中でわざわざ特級の五条先生が呼ばれたのだから、人材不足といえど相手にするのは呪霊なら一級、もしくは特級レベルだろう。

「じゃあ私達は先に部屋帰ってるから」
「え?先に……って」
「Aはこの後、学長との面接ね」
「…面接なんてあるんですか?」
「あるよ?パスしないと入学できないから頑張って」

…なんだそれ。初耳だ。

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作者名:シルビア | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月2日 19時

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