episode23. ページ23
「いやぁ、今日のショーは大成功だったな！」
「ん、まだ本番はこれからだけど……でも、凄かった！」
＿＿下見を無事に済ませ、2人で帰路につく帰り道。
久々に歩いた夜道はやはり暗いもので、1人で帰れると主張したにも関わらず快斗が送ってくれると言うためお言葉に甘えることにした。
「真っ暗だね〜、ここら辺……街灯もちらほらあるくらいだし」
「だろ？ここら辺治安悪いし、お前一人だと危ねーから」
「快斗が居るなら、安全だね」
そう言いながら、快斗の顔を見上げて微笑む。
やっぱり背が高いなぁ、なんて思ってしまう。
「……お前、身長いくつ？」
「162」
「じゃ、俺の方が12cm高いな」
「だって快斗、男の子じゃん」
「ん、そうだな」
可笑しそうに笑う。
顔立ちは大人っぽくなったけれど、幼い頃と変わらないやんちゃな笑い方が私は大好き。
暫しの間歩いていると、急に快斗が私の肩を抱いた。鼓動が跳ね上がる。
「……どうしたの？」
「しっ、そのまま普通に歩いて」
「なんで、」
「＿＿俺達、尾けられてる」
びく、と体が震える。
快斗の温もりに安心感を覚え緩和されるも、やはり恐怖と言うものは消えないもので。
「あの角曲がったら、お前は待機しててくれ」
「ん、わかった」
そんな話をしている間にその瞬間が訪れて、
角を曲がった瞬間＿＿温もりが離れた。
「何してんだ、てめぇっ！」
怒声と共に快斗が人影へと飛びかかる。
どうやら相手は男性らしい。
しばらく取っ組み合う2人を陰から見つめていたが、地面にトランプが突き刺さり静寂が訪れた。
ふう、と額を腕で拭って立ち上がった幼馴染の姿に安堵し、力が抜けてその場に座り込む。
相手は麻酔薬を仕込んだトランプ銃で眠らされているようだ。
「警察、連絡したから」
「かいと、」
「ん？」
「助けてくれて、ありがと」
男を拘束し、スマホを片手に歩み寄ってくる快斗に涙腺が緩む。
怖かった。それを察してくれたのか、屈んで視線を合わせ「もう大丈夫だから」と頭を撫でてくれる。
しばらくして駆けつけてきた警察には、快斗が事情を説明してくれた。
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シルビア-Silvia-(プロフ) - つばき-tubaki -さん» ありがとうございます！！！自分でも書いてて叫びそうになりながら頑張りました(？)お褒めの言葉嬉しすぎます……！頑張りますね！ (2019年6月9日 17時) (
レス) id: 1b30589c5a (このIDを非表示/違反報告)
つばき-tubaki - - シルビアさんもHoneyWorks さんが好きなんですね私もです！！！アリサちゃんのセリフが出てきた時嬉しくて叫びました（笑）。Honey Works さんみたいに面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年6月9日 17時) (レス) id: 4f1f916ec6 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア-Silvia-(プロフ) - 天音さん» そうです！！！アリサちゃんのそのセリフが可愛すぎてどこかで使えないかなぁと思って入れました笑HoneyWorksさん大好きなんですよ……！！ありがとうございます、更新頑張りますね！！ (2019年6月8日 23時) (レス) id: 1b30589c5a (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 恋人になったんですね！ずっといつ告白するのかハラハラしてました。あの、もしかしてepisode41の「好きすぎて、やばい」ってHoneyＷorksさんの「生意気ハニー」の高見沢アリサちゃんの台詞ですか？（違ったらごめんなさい）更新頑張って下さい（長々とすみません）。 (2019年6月8日 22時) (レス) id: d5e2e87506 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア-Silvia-(プロフ) - 美紅さん» お褒めの言葉ありがとうございます〜！これからもドキドキさせられるよう頑張りますね笑 (2019年5月1日 15時) (レス) id: 1b30589c5a (このIDを非表示/違反報告)
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