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8話 ページ10

「貴女はラムの腹心だそうね・・・・飛び抜けた身体能力に、記憶媒体。そして、制御出来なくなったら組織の脅威となる存在。ワクワクしてこない?」
「えぇ、とても」

行きつけのバーで、グラスをぶつける小さな音が響く。シャンディガフを一口含んで喉を潤し、隣のキュラソーに笑いかけた。

「私の代名詞、“NOC殺しの黒猫”__猫なら猫らしく、紛れ込んだ鼠達に悪夢を見せてあげないとね」
「望むところよ」

キュラソーの瞳が淡い光を反射させ、輝く。まるで仔鹿に狙いを定めた猛獣の様な獰猛さを秘めた輝きだった。


「灰原、もしかしてあの女・・・・」
「江戸川君、彼女には関わっちゃ駄目よ!目をつけられたら最後、命は無いと思いなさい」

両肩を強く掴んだ灰原が震え声で警告する。こんなに露骨に動揺したところを見たのは初めてで、その様子が彼女も組織の一員であることを物語っていた。

元太、光彦、歩美の三人は博士の作ったゲームをプレイしに行くとかでこの場に居ない。荒かった呼吸を整えた灰原が、ふうっと大きく息を吐いた。

「・・・・彼女のコードネームはシャンディ。時にはジンでさえも従える組織の幹部よ」

ハッと目を見開く。予想外の大物の出現だ。あの時盗聴器を仕掛けておけば良かったと後悔した。

「シャンディ・・・・シャンディガフからとったのか?」
「ええ。カクテル言葉は“無駄なこと”。彼女に目をつけられたらジ・エンド・・・・専門としている任務から、通り名があるの」
「通り名?」
「狙った獲物は逃さない__NOC殺しの黒猫」

突如、彼女の容姿が脳内にフラッシュバックする。黒のロングコートに猫耳の付いた黒いフード、猫の装飾が施されたチョーカー、しなやかな身体__

「おもしれぇじゃねーか」

ふ、と口角を上げ、不気味な朱に染まった空をじっと睨み据えた。

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シルビア-Silvia-(プロフ) - 黒武さん» 申し訳ないです!すぐ直させていただきます、ご指摘ありがとうございます!! (2019年4月23日 5時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 設定で29歳とありましたが、それだと安室さんと同い年になっていますよ...。諸伏さん登場の回で『年上なんだ』と言っていたので、夢主ちゃんの年齢はもう少し下だと...。 (2019年4月22日 23時) (レス) id: f0ec619330 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア-Silvia-(プロフ) - たんぽぽ珈琲さん» あっごめんなさい……!!すぐ直します、ありがとうございます!! (2018年12月19日 21時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - Please select a storyですよ(小声) serectじゃなくてselectですよ(こそこそ) (2018年12月19日 21時) (レス) id: 24c9be7e32 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 砂肝さん» 嬉しい感想ありがとうございます。嬉しいです、更新頑張ります! (2018年5月26日 16時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia&愛子 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月23日 19時

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