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20話 ページ22

「・・・・・・キュラソー、死んじゃったのね」
「ええ、どうやら」

冷静さを欠かない声で、ベルモットが言った。
こちらに向かってくる子供達の姿が見えた為にさっさと退散し、彼女の車に乗りこむ。
ふうっと煙草の煙が車内に充満するが、もう何も言う気になれなかった。

「何、そんなに気にしてるわけ?」
「だって私、あの子がまさか組織(こちら)を裏切るとは思わなかったもの」
「あら、昔と比べたら随分とハートフルになったのね」

くすくすと楽しそうにベルモットが笑った。
組織に入ったときからの自分を思い出し、思い当たる節を探し出してみる。

「そんなに冷酷だった?私」
「ええ、ライ並には」
「ふぅん?」
「ああそうだ、シャンディ」
「何」

このポルシェ356Aの持ち主、ジンが運転席から首だけひねってこちらを見た。
ベルモット、ジン、私の三人が居る車内。ウォッカが居ない時点で大体の言われることの予測はできるが、大人しく話を聞く姿勢に入る。

「今夜はベルモットと__」
「はいはい、共同作業だっけ?じゃあ私バーボンの車で帰るから、どうぞマティーニ作りに勤しんでくださいな」
「あら、理解が早いのね」
「まあね」

車のドアを思いっきり閉め、ごっそりと取ってきた飴玉を一つ口に入れる。
お釈迦になってしまったスマホのホームボタンをタップしてみるが、やはり反応はなく。

「・・・・・・あ、バーボン?私よ、シャンディ」
『公衆電話から掛けているんですか?よく覚えていましたね、僕の番号』
「ま、記憶力は自信があるから。で、あなた今どこに居る?」
『貴女の後ろです』

くる、と後ろを振り返ると白のRX-7が停まっているのが見えた。
電話を切ると、窓から顔だけ出したバーボンが「乗ってください」とドアを開ける。

「丁度良かったわ。あなたに話したいことがあったのよ」
「奇遇ですね、僕もですよ」

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シルビア-Silvia-(プロフ) - 黒武さん» 申し訳ないです!すぐ直させていただきます、ご指摘ありがとうございます!! (2019年4月23日 5時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 設定で29歳とありましたが、それだと安室さんと同い年になっていますよ...。諸伏さん登場の回で『年上なんだ』と言っていたので、夢主ちゃんの年齢はもう少し下だと...。 (2019年4月22日 23時) (レス) id: f0ec619330 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア-Silvia-(プロフ) - たんぽぽ珈琲さん» あっごめんなさい……!!すぐ直します、ありがとうございます!! (2018年12月19日 21時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ珈琲(プロフ) - Please select a storyですよ(小声) serectじゃなくてselectですよ(こそこそ) (2018年12月19日 21時) (レス) id: 24c9be7e32 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 砂肝さん» 嬉しい感想ありがとうございます。嬉しいです、更新頑張ります! (2018年5月26日 16時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia&愛子 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月23日 19時

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