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*episode テレポーテーション* ページ6

「凄いですね・・・・!こちらの皆様は全員、怪盗キッドさんをひと目見ようと集まって居らっしゃるのですか?」
「そうよ!キッド様、格好良いんだから〜!」

“怪盗キッド”の為だろうか、とんでもない人混みが出来ている。園子お姉様は鈴木財閥のご令嬢らしく、そのおじである次郎吉さんが挑戦状を叩きつけたのだそう。

今夜の獲物は“パープル・ネイル”と言うビッグジュエルらしく、交差点の中央に位置する展示台には一足のミュールが置かれていた。

その輝きに圧倒され、ほうっとため息を吐く。突如、ざわざわとしていた観客の中から一際大きい歓声が上がった。

その方向に目を向けると目に飛び込んできたのは純白のハンググライダー。ふと尻の辺りにプロペラが付いているのを発見し、展示台の方に視線を向ける。

あのグライダーは恐らくダミーだ。態々前に進むのにプロペラを付けるのは操作が出来ないからだろう、と踏んだのである。

案の定、小爆発の音と同時に白い影が展示台に飛び乗った。地鳴りの様な歓声が辺りの空気を振動させる。彼が怪盗キッドだろう。

園子お姉様が黄色い声を上げる中、一瞬キッドさんと目が合う。その顔には不敵な笑みを称えていて、綺麗__だった。


「無礼をお許し頂きたい・・・・とね」

唐突なアナウンサーのインタビューに、気障な台詞回しでキッドさんが答える。刹那、ビリッと言う何かが破ける音が聞こえた。

交差点の四方を囲ったのは網だった。高さは約二十メートル程だろうか。それに動じもせずにキッドさんは優雅に「こうなる事は想定済みですよ」と微笑む。

「こ、この後は・・・・」
「そりゃあまあ、仕事が済んだので家に帰ろうかと」
「ど、どうやって」
「テレポーテーションで」

え、と思わず声を漏らした。それは物理的に無理では無いのかと考え、辺りに仕掛けがあると踏んでじっとキッドさんを見つめる。

隣にいた江戸川君が驚きの色を見せる中、煙幕と共に展示台の上に居た彼は姿を消した。

*episode 素顔*→←*episode 怪盗キッド*



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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - アイリスさん» ありがとうございます!快斗君格好良すぎて…… (2018年6月2日 12時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 展開が甘酸っぱい…快斗に惚れ直しました(笑)これからも応援しています! (2018年6月2日 12時) (レス) id: b4b2c4fcf3 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう頑張りますね! (2018年5月29日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 快斗ー!!めちゃくちゃカッコいいです!!10点連打機能がない占ツクを初めて恨みました…!笑 続きも応援しています(*^^*) (2018年5月29日 11時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - MONOさん» ありがとうございます(^^♪ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月23日 16時

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