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*episode 会ったこと* ページ16

「やっぱり貴女__」
「ご名答。まあそう怒らないで・・・・私も組織を捨てた、いえ、捨てられた身だから」

柔らかな口調だが、目は笑っていない。麻酔銃の照準を合わせたまま灰原と視線を絡めて頷き、いつでも迎撃できる態勢に入る。

「どういうことだ?全て説明してもらおうか」
「ふふっ、麻酔銃で私を撃つつもり?まあ私にも手はあるし、貴女達と敵対する気も無いわ。良いわよ、全て説明してあげる」

わいわいと騒いでいる三人の側で睨み合っていた俺たちは、取り敢えず話を聴いてみることにした。もちろん、緊張は緩めずに。

七瀬A__彼女は組織の懐刀“クリス”としてハッキングを専門に活動していたそうだ。どうやら人を殺めるのは好きではないらしい。

ハッキングテクニックやコンピューターウィルスが流通している中、組織のコンピューターがハッキングされそうになったことがきっかけで、記憶媒体として組織の頭脳となっていたそうだ。

だがある日、集めた情報を報告しようとした際にジンが間違った向きに媒体のトリガーである七色のカードをセットしてしまい、記憶が戻らなくなった。これ以上は役に立たないと判断したジンはラムからの命令でAPTX4869を使用して彼女を始末する。そして今に至るらしい。

「__で、組織との縁は切ったけれど記憶が戻ったってワケ。薬のデータから彼らの行動の特徴まで、全て(ここ)にインプットしてあるの」
「何で俺らを組織に突き出さないんだ?」
「突き出しても何のメリットも無いじゃない。貴方達にも大切な人が居るでしょう?私もそう。だから助けた」

先程の凍てつくような視線とは裏腹に、今度は愛しいものを思い出すように優しく笑う。いや待て、今確か・・・・

「薬?APTX4869のデータもか?」
「ええ、成分から解毒薬のレシピまで全部。でも教えないわ、居てはならない存在の工藤新一と宮野志保がホイホイ歩いてたら組織の矛先は私に向くから」
「・・・・成分の一つでも教えてくれねえか?阿笠博士に頼んで強力な道具と」
「いらない」

つけていたヘッドホンを外し、突き放すように提案を一蹴される。シニカルな笑みを浮かべた七瀬がヘッドホンに付いているボタンを押した。

「貴方より強力な道具は沢山持ってる。変声器無しでも声は変えられるから必要ないし・・・・ああ、知ってた?私、工藤君には二回会ったことがあるの」

*episode キッドキラー*→←*episode クリス*



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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - アイリスさん» ありがとうございます!快斗君格好良すぎて…… (2018年6月2日 12時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 展開が甘酸っぱい…快斗に惚れ直しました(笑)これからも応援しています! (2018年6月2日 12時) (レス) id: b4b2c4fcf3 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう頑張りますね! (2018年5月29日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 快斗ー!!めちゃくちゃカッコいいです!!10点連打機能がない占ツクを初めて恨みました…!笑 続きも応援しています(*^^*) (2018年5月29日 11時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - MONOさん» ありがとうございます(^^♪ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月23日 16時

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