第057夜 ページ8
そういえば今更だけど、あの警部さん…
「中森警部」って呼ばれていたが、もしかして中森さんのお父さんだったりするのでしょうか?
今度聞いてみようかな。
「3人は少年探偵団なんでしょ?
やっぱり今までも色んな事件に遭遇したの?」
「勿論です!」
「刑事さんのお手伝いだってしたんだよ!」
「尾行だってした事あんぞ!」
「へぇ〜凄いね!
……もし、私に何かあったら少年探偵団に依頼しちゃおうかな」
なんて言っていると前方から走って近寄ってくる小さな影が見えた。
その影は“元太〜〜!”と叫びながら目の前までやってきたコナンくんはなぜか元太くんの物凄く心配をしていた。
「元太! オメー、体は大丈夫か?」
「……へ?」
どうしたのでしょう。
でも、このコナンくんの必死さは、何かあったに違いない。
「そうだ! コナンも一緒に飛行船の中探検しよーぜ!」
「それどころじゃねー!
今、大変な事になってるんだ! とにかくキャビンに戻るぞ!」
コナンくんを見ていると、非常事態が起きているとすぐ理解できた。
「キャビンで何があったの?」と私が問い掛けようとした時、コナンくんの動きが止まった。
コナンくんの視線の先を見ると何やら人影が見えた気がした。
「隠れろ! ここでじっとしてろ!」
コナンくんは姿勢を低くして、突き当たりまで行った。
彼の動き、人影、そして……僅かに聞こえるプロペラの音。
嫌な予感がする。さっきとはまた別の、それでも似た様な嫌な感じが……。
子供達はコナンくんに近寄って行った。
「多分キッドの仲間じゃない。奴は恐らく“赤いシャム猫”の…」
「ねぇ、それってまずくないですか」
コナンくんが梯子を登ろうとした時、ヘリが飛行船で止まったのがわかった。
黒服達が次々と飛行船に入って来る。
1人の黒服が何かを渡している…あれは……爆弾…?
「奥へ行け! ガスシャフト横の梯子に登るんだ!」
コナンくんに言われ私達は梯子の元へ。
私は歩美ちゃんを抱き抱えて先に登らせてもらった。
ギリギリ黒服達の視野に入る事なく、上の階まで登って来れた。
私は歩美ちゃんを下ろして、赤いシャム猫が入って来たあの出入口をジッと見つめた。
《全乗務員に告ぐ!大至急ダイニングに集まるように!!
繰り返す! 全ての乗務員は大至急ダイニングに集まるように!》
何が起ころうとしているの?
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メイリュー(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます!!不定期ですが更新していきますので宜しくお願いします!! (10月5日 13時) (レス) id: e92fbb5050 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年5月5日 15時) (レス) @page10 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メイリュー | 作成日時:2022年4月12日 14時