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第055夜 ページ6

皆がスカイデッキから帰って来て、おやつタイムが始まった。

ウエイトレスさんが小五郎さんにビールを運び、ゴクゴクとビールを飲み干す。良い飲みっぷりで。




「お姉ちゃんおかわり〜〜!!」

「おじ様完全復活ね」




と、園子さんは呆れ顔で言った。

完全復活、さっきコナンくんから聞いたけど顔面パンチされたり、電気浴びたりしたらしい。怪盗キッドを捕まえる為の仕掛けが怖い……。


でも、そんな事より私が1番気になっているのは……。




「お待たせ致しました、デザートのケーキです」


「あ、ありがと…」




深刻な表情であのウエイターさんを見つめる蘭さんだ。

ずーっとあのウエイターさんを見ている。

ああいう人が蘭さんの好み?
でも蘭さんが恋を寄せているのは新一くんのはずでは?




「……じー」


「なんだよ」


「動くなら早い方がいいですよ」


「…何がだよ」


「んーん、別にー」




面白くなさそうな表情で蘭さんを見つめるコナンくんを見て、なんだか楽しくなってしまった。

私の前に置かれたデザートを食べる。
とても美味しくて、おかわりしたいくらいです。




「ですから、このドアを開ければ真ん中の通路へ出られるんですよ!」


「それで前のドアから出れば…」


「行けるんだな!」


「そうです!」




子供達は何か紙を見ながらこそこそと話している姿が視界に入ってしまった。

イシシ…と悪巧みを考えている顔だった。
目の前にいる博士は子供達に“君達どこか行くのか?”と聞いていたが、目の前にあるその紙を見れば一発でわかるでしょうに、と思ってしまった。




「あ〜〜〜ん、待ち遠しい!
早く大阪に着いてキッド様に会いた〜〜〜〜い!
そして願わくは…その不敵な唇に私の唇を重ねて……」




と、いつもの様に園子さんが言うと蘭さんが立ち上がり“ダメダメ!!”と言った。

その蘭さんの言動に私は目を丸めてしまった。
それは私だけではなく、園子さんやコナンくんも同じだった。




「キ、キッドは犯罪者でしょ! そんなの不謹慎よ!!」


「何ムキになってんのよ」


「べ、別に!!」




そんな2人を見て哀ちゃんはニヤニヤと笑いながらコナンくんを見た。

哀ちゃんも楽しんでるなぁ




「今までキッドに対してそんな反応しなかった蘭さんが、急にそんな態度を取るなんて…怪しいです」


「Aちゃんまで! 本当に何でもないんだってばー!」




必死に誤魔化そうとしている姿を見て益々怪しい…

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メイリュー(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます!!不定期ですが更新していきますので宜しくお願いします!! (10月5日 13時) (レス) id: e92fbb5050 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年5月5日 15時) (レス) @page10 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メイリュー | 作成日時:2022年4月12日 14時

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