トラブル ページ3
数日後。
ここ数日、毎日のように朝から晩まで忙しく
取引先との打ち合わせや資料作りなどで飛び回っていた
それでもAとは毎日メッセージを交わしたり、電話をしたりしてお互いの近況を伝え合っていた
その頃、電話でAから職場の異動が早まったと連絡があった
聞けば、新しい場所での引き継ぎが大変らしく
今の職場は、今週までと言うことになったらしい。
Aとこのオフィスで顔を合わせることが出来るのは後数日だけ
来週からは新しい人がやって来るという。
ここでの仕事最後の日にでも、お疲れ会でも2人でしようという話しになった
Aは恥ずかしそうに遠慮していたけれど
何かを理由に仕事を切り上げたいという僕の気持ちもあって
少し強引に、仕事終わりに食事に行く約束をした。
それを楽しみに、今週の仕事を集中して片付けていた時
突然、課の社員が慌てて僕の所にやって来た。
｢部長っ！？大変ですっ！｣
｢どうした？｣
｢廊下で橘さんが！｣
｢えっ？｣
｢取り敢えず来てください！｣
酷く慌てている社員に呼ばれ、僕はその後を付いてその場所へと向かった
すると、廊下に横たわる橘さんと
心配そうに橘さんを見つめる同じ秘書課の子
そして、何故かその近くには掃除用具が乗ったワゴンと
Aの姿があった。
｢何があったの？｣
社員に聞くと、その経緯を早口で説明してくれた
｢突然橘さんが『痛い』って叫んで倒れたんですよっ！
そしたら、どうやらあの掃除員さんがワゴンを橘さんにぶつけたらしくて！
足首を痛めたみたいで動けないって！橘さん。
そしたら、橘さんが突然泣き出して
『こんな嫌がらせもうやめてください』って、あの人に向かって言ったんですっ！｣
｢は？｣
｢なんでも、あの人部長のことが好きらしくて。
橘さんに嫉妬してずっと嫌がらせしてたみたいです！｣
｢……はっ？｣
社員から一通り話を聞いても何も理解できない。
一体何を言っているんだろう？
そんなことを思っていた。
”『最低よね。チャンミンさんに相手にされないからって』
『相手にされるわけないじゃないねぇ〜(笑)』
『そうそう。清掃員さんじゃ無理よねぇ〜。あのチャンミンさんなのよ！？』
『あの人、地味だし性格悪そうだものね(笑)』
『言えてるっ(笑)』”
橘さんを囲む人達がヒソヒソと話しているのを
僕は拳を握りながら、輪の1番外側から聞いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis(プロフ) - 裕さん» 全くですねー(^^*) (2020年11月18日 19時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 我が道をいく。って感じです(笑) (2020年11月18日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ここでも結婚。現実でも結婚…。あのマンネのチャンミンが……。5人の中では一番、芸能人らしからぬ(？)神経の持ち主で極めて特別じゃない、いえ、それこそ特別な、そしてシビアな男子。裕さまはリーマン･チャンミンを描きながらもリアル･チャンミンかと感じてます。 (2020年11月12日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきぽんさん» シム家の長男ですからねw (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まぉ、頑張れ。ってことでwww (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年11月4日 17時
