スイッチが入る ページ11
｢それに……｣
また別の女子社員が、少し躊躇いがちに口を開いた。
｢私この間、その……橘さん達が、あの清掃員さんおかしいとか言ってるの聞いてて｣
｢は？なにそれ？｣
Aの事が話に出てきたとたん、その内容のネガティブさに
一瞬、スイッチが入ってしまった。
｢あのっ……私が言ったんじゃなくてっ！
橘さん達が……あの人ヤバイって、言ってて。
その後、橘さん達がその清掃員さんにキツく何か言ったりしてたの見てしまったこともあって……｣
｢それ、ほんとうなの？｣
｢……はい。
掃除用具室の傍で、何かあの清掃員さんに注意してたのか……三人くらいで、清掃員さんにきつめの口調で何か言ってて。その中には橘さんは居なかったんですけど……｣
もう我慢も限界かもしれないと、僕は天井に顔を向けて深呼吸をした。
｢ふぅーっ……。
えっと。
ひとつ皆に言っとくけど。
その清掃員さんは僕の恋人です。｣
『えーーーーーっ！？』
想像は少ししていたけれど、それを上回るような皆のリアクションに
何か心がスッキリした感覚になった。
｢もう付き合い始めて結構経つけど
彼女は『おかしい』ことも、『ヤバイ』こともないです。
とても素直で真面目な女性です。
君が見た、その時の橘さん達？
何か凄く勘違いしてるんじゃないかなぁ？
またそんな場面を見かけたら、今度は僕に報告して？
彼女達に誤解を解きに行くから。
この話は以上。｣
言いたいことを全て言って僕は仕事に取りかかった。
課の皆はまだまだ何か言ってきたけれど、それを抑えて仕事に戻ってもらった。
その後は今日の仕事を早く終わらせるために、僕は集中してパソコンに向かった。
仕事が終わったら、直ぐにAの部屋へ行かなくては。
そして確認しなくてはいけない。
僕の知らないところで彼女に何があったのかを。
その気持ちの一心で脇目も振らずに一日仕事を熟し終えると
就業時間には今日の仕事が全て片づいた。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 全くですねー(^^*) (2020年11月18日 19時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 我が道をいく。って感じです(笑) (2020年11月18日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ここでも結婚。現実でも結婚…。あのマンネのチャンミンが……。5人の中では一番、芸能人らしからぬ(？)神経の持ち主で極めて特別じゃない、いえ、それこそ特別な、そしてシビアな男子。裕さまはリーマン･チャンミンを描きながらもリアル･チャンミンかと感じてます。 (2020年11月12日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきぽんさん» シム家の長男ですからねw (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まぉ、頑張れ。ってことでwww (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年11月4日 17時
