謝罪の訳 ページ4
「・・あの、ここではなんですので。あちらに」
「はい」
受け付けを離れると、ロビーへと移動した
「どうぞ、おかけください」
「失礼します」
そこのソファに腰を下ろした僕たち
東さんはビジネスバッグと紙袋を隣のソファに置いた
「それで、さっきの謝罪ですが。どういう事でしょうか？」
「この度、わたくしどもの社員がシムさんに迷惑をおかけしてしまったと。
本人から連絡がありまして」
「本人？・・・Aさんからですか？」
「はい。何でも、ぶつかって大事な書類を落としてしまったと。
それはとても大事な書類で、もしかしたら他にもその時に落としてしまったものの中に
無くしてしまったものがあるようだと。
今日、隅から隅までその場所を探したけれど見つからなかったと。
本人が責任を取って辞めると、電話があったもので」
ちょっと待ってくれ
辞めるって・・
書類は別に問題はないし、失くしたものは・・僕の問題で
確か昨日も『大丈夫』と伝えたはずだ
第一に、それは・・・
「こちらとしても彼女はとても良くやってくれるので、出来れば辞めて欲しくないと思っています」
「当然です」
「ですので、こちらで弁償できるような物でしたら弁償させていただきたいと」
「弁償？」
「はい。無くされたものは何でしょうか？」
「それは・・・」
”それは僕のハートだ”なんて
とてもこの場では言えない
Aさんに一目惚れをして、心を奪われたなどということなんて
こんな事なら、あんなこと言うんじゃなかった
昨日の自分の発言を後悔して、ため息をついた
「無くしたと思ったのですが、デスクにありました。僕の勘違いです」
「えっ？本当ですか？」
「はい。ですので、彼女は仕事を辞める必要も
こうして東さんが僕に謝罪をする必要もありません。
お騒がせ致しました」
「あぁ、そうですか(笑)ほっとしました。
彼女はとても明るくて真面目に仕事をしてくれる子なので。
こちらとしても辞めさせるのは忍びないと思っていたんです。
しかしながら、ぶつかって大事な書類を落としてしまった事は事実なので
改めて、お詫びいたします。申し訳ありませんでした。
これ、つまらないものですが皆さんでどうぞ」
来た時よりも、ほっとした様子で帰って行った東さん
僕は帰る前、東さんに一つ提案をした
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裕(プロフ) - Yse_kさん» そう、そう、そう。居るんですよねーw (2019年11月8日 13時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
Yse_k(プロフ) - はい、はい、はい。この手の女いますよねー。 (2019年11月8日 11時) (レス) id: 30e15faa16 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ともさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに何かが起こります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに企んでおります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 裕さん。こんにちは。なんだかなんだか起こりそうな。胸騒ぎが…。。楽しく読ませていただいています。ありがとうございます！ (2019年11月4日 12時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2015年11月2日 2時
