月曜日 ページ25
Aさんとのメールでのやり取りだけのもどかしい日曜日を越えて月曜日がやって来た
今週もまた忙しい一週間が始まる
綺麗にプレスされたワイシャツに袖を通して、鏡に向かって気合いを入れ出社すると
オフィスには待っていたかのように、同僚の中島が声をかけてきた
「おいっ！チャンミンっ！お前ドタキャンなんて酷いぞっ！」
金曜日の合コンに行かなかった僕に、中島は声を荒げて言う
「ドタキャンしたつもりはないけど？」
「どう考えたってドタキャンだろっ！？ラインで『腹が痛いから行けない』なんてさっ！」
「実際に痛かったんだからしょうがないだろ。それと、金曜日は約束した覚えはない」
「なっ！？橘さんだってお前が来ないって言ったら分かりやすいくらいショック受けててっ！」
「俺には関係ない」
「合コンだってもう一つ盛り上がらなくて大変だったんだからぁ！」
「知るかよ」
「薄情だなぁ！お前ってヤツはっ！」
「正直なだけ」
「はぁ〜・・・ったく」
ずっと絡んでくる中島をやり過ごし、僕はパソコンを開いて仕事を始める
慌ただしい午前中を乗り切り、食堂へ向かうと
その後に中島もやって来た
「今日、課長の機嫌が最悪でさぁ〜」
「へぇ〜」
なんだかんだと文句は言えど、中島は必要以上に僕を責めるようなことはしない
僕もそうしてきたし、それが僕たちには居心地の良いものだった
日常が始まれば、数時間でいつもの僕たちに戻る
興味がないわけではないけれど、お互いの生活に踏み入ることをしない
言葉にはしないけれど、お互いに相手を認めている
数少ない大事な親友だ
「どうやら課長、奥さんと喧嘩したらしくてさぁ〜」
「そうなんだぁ(笑)」
昼の定食をトレーに乗せ乍ら、話しをし
あいているテーブルに腰を下ろした
「当たられるこっちの身にもなって欲しいよなぁ〜！」
「あはは(笑)良かった、俺営業じゃなくて」
「ったくよぉ〜・・・」
箸を持って定食に手を付け始めた時
『ここ、良いですか？』
あまり聞きたくなかった声が後ろから聞こえてきた
「橘さんっ！」
僕の向かいに座る中島が彼女を見て目を丸くしている所に
彼女はそれを気にするでもなく、僕の隣のテーブルに自分の持っているトレーを乗せた
「っ！？」
見れば、居心地悪そうな中島が僕から慌てて視線を逸らし
焦ったように食事を始めた
「・・どうぞ」
僕は仕方なく、立ったままの彼女に座るように促した
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裕(プロフ) - Yse_kさん» そう、そう、そう。居るんですよねーw (2019年11月8日 13時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
Yse_k(プロフ) - はい、はい、はい。この手の女いますよねー。 (2019年11月8日 11時) (レス) id: 30e15faa16 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ともさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに何かが起こります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに企んでおります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 裕さん。こんにちは。なんだかなんだか起こりそうな。胸騒ぎが…。。楽しく読ませていただいています。ありがとうございます！ (2019年11月4日 12時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2015年11月2日 2時
