邪魔。 ページ14
「あのっ・・」
”明日楽しみにしています”
そう伝えようとした時、後ろから聞き覚えのある声が僕の名前を呼んだ
「チャンミンさんっ！お疲れ様です」
「あぁ♪橘さんっ」
「っ・・・」
中島は嬉しそうに彼女に笑顔を向けると
僕の背中から彼女がやって来た
「どうしたんですか？何かトラブルでも？」
僕とAさんを交互に見乍らそう言った、秘書課の橘 亜里沙
以前キスまでで終わった女性
「橘さぁ〜ん！皆さんはご一緒ですか？」
中島はすぐにこちらへとやって来ると
橘さんにそう聞いた
「私が最後なんです。皆はもう行ってると思いますよ」
「そうですか(笑)チャンミンっ！待たせちゃ悪いから俺たちも急ごうぜ！」
そうか
彼女も今日参加するのか
なんだか面倒くさくなりそうなのを察知し
僕は中島から鞄を奪い取った
「あっ！」
「行かないって言ったろ。じゃぁ、俺はこれで」
「あっ！おいっ！まだそんな事言ってんのか！？」
僕と中島の会話を聞いていた橘さん
彼女は不思議そうに
「行かないんですか？」
そう僕に尋ねた
「すみません。明日大事な用事があるので、今日は遠慮します」
「そうですか・・・」
がっかりしたような表情で俯く橘さん
やっぱり・・・思った通り、面倒くさい
「あ、では・・お疲れ様でした」
困ったような顔でそう言ってお辞儀をしたAさんは
僕らの傍から足早に離れていった
「じゃぁ、お疲れ様っ！」
「あっ！チャンミンっ！」
中島と橘さんに挨拶し、僕は離れていったAさんを追いかけた
「Aさんっ！」
「っ・・・チャンミンさん」
掃除用具室の前で立ち止まった彼女
追いかけてきた僕に驚いたような顔をしていた
「ごめんなさい。さっきは会話の途中で」
「いいえ。・・・では」
「あっ、あの」
「・・・？はい」
「明日。楽しみにしています」
「っ・・・チャンミンさん」
さっきは少し微笑んでくれたのに
今は微笑んでくれない
それがどうしても、少し寂しい
「これから大変ですね。頑張ってください」
「はい。ありがとうござます」
丁寧なお辞儀をした彼女
その時、また・・・あの声
「チャンミンさんっ！こんなところに居たんですか？」
橘さんは僕の傍にやって来ると、上目づかいで僕にすり寄る
「楽しみにしてたんです、今夜。どうしても、ダメですか？」
その時、Aさんは僕に会釈をして掃除用具室に入っていった
バタン。。。
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裕(プロフ) - Yse_kさん» そう、そう、そう。居るんですよねーw (2019年11月8日 13時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
Yse_k(プロフ) - はい、はい、はい。この手の女いますよねー。 (2019年11月8日 11時) (レス) id: 30e15faa16 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ともさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに何かが起こります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに企んでおります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 裕さん。こんにちは。なんだかなんだか起こりそうな。胸騒ぎが…。。楽しく読ませていただいています。ありがとうございます！ (2019年11月4日 12時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2015年11月2日 2時
