次の約束 ページ6
「こんな事でお詫びになりはしないと思うのですが・・私、責任を取って辞めさせていただきます」
「Aさん？」
「チャンミンさんにぶつかってしまったことも、もとはと言えば私の不注意ですので。
大事なものを無くされたのは、私のせいです。本当にっ！」
「Aさんっ！それはもういいですっ！」
「本当にっ！・・・えっ？」
「東社長にもお話したんですが、他には何もなくしていません」
「ほ・・本当ですか？」
「だから、辞めないでください」
思いつめたように俯きながら泣きそうになっている彼女に
さっき東社長に話したことを伝えると、また泣きそうになりながら顔を上げた
「無くしたものは、僕のデスクにありました。僕の勘違いです」
「はぁ〜。。。そうだったんですかぁ〜。。。良かったぁ〜・・・」
眉を下げて力が抜けたように表情が緩んだ彼女
とても・・・可愛い
「なので、もう心配しないでください。と、言いに来ました」
「あぁ・・・すみません。私ったらてっきり・・・」
「クスッ(笑)
昨日は楽しかったです。また食事に行きましょう」
「あはは・・。私、緊張してて。
正直、あまり昨日は記憶になくて」
「えっ？」
記憶にない？
そうなると・・・僕らの記念すべき初デートなのに
僕だけが覚えているということか？
「あっ！あのっ！あっ！ごめんなさいっ！
お料理はとても美味しかったですっ！それはもうっ！
そのっ・・チャンミンさん、てっきり怒ってらっしゃるかと思っていたものですから」
「怒ってる？」
「その・・書類の事で話があると仰ってらしたので・・」
あ、そうか
誘う口実を間違えた
「それじゃぁ、今度はちゃんと記憶に残るように
また美味しいものでも食べに行きましょう。
今度はお酒も一緒に」
「あぁ・・・どうして、私と？」
”それはあなたが好きになってしまったから”
なんて、まだ言うのには
お互いに何も知らなすぎるから
「色々な職種の方とお話しするのはとても勉強になるので」
「は、はぁ・・。」
「迷惑、ですか？」
「えっ！？そっ、そんな事はっ・・」
「では、また連絡しますので。
お仕事中に失礼しました」
「あぁ、いいえ。失礼します」
彼女を残し、僕はオフィスに戻った
次の約束も取り付けたし、これからゆっくり僕という人間を知ってもらえばいい
そして、君という人間ももっと知りたい
そんな事を考えながらエレベーターを待っていた
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裕(プロフ) - Yse_kさん» そう、そう、そう。居るんですよねーw (2019年11月8日 13時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
Yse_k(プロフ) - はい、はい、はい。この手の女いますよねー。 (2019年11月8日 11時) (レス) id: 30e15faa16 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ともさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに何かが起こります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ここまで読んで頂きましてありがとうございました。確かに企んでおります( ´艸｀)続きは次章で♪ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 裕さん。こんにちは。なんだかなんだか起こりそうな。胸騒ぎが…。。楽しく読ませていただいています。ありがとうございます！ (2019年11月4日 12時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2015年11月2日 2時
