俺たちの保健室★【呪術廻戦】

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日が経つのは早くて今日は12/24


お見合いの日

本来なら五条くんと出掛ける日



両親は来ない
相手と私の2人でホテルのリストランテで食事をする予定

普段は着ない明るい色のワンピースを着て髪もハーフアップにあげる
パールのついたキラキラしたハイヒールを履いて小さいカバンを持つ


スマホのトーク画面を見れば｢上手くやりなさい｣のお父さんからのメッセージ


期待を裏切ってごめんなさい
残念だけど、お父さんの期待には答えられない



待ち合わせ場所につけばもうそこには相手がいてはじめましてと挨拶を交わす

相手は私の写真を見てるし私も2日前にお母さんから写真が送られてきた



すらっとして私より背が高くてスーツがよく似合う


大学を卒業して今は都内の病院で医師をしているらしく、行く行くは父親の病院を継ぐのだとか


顔はうん、イケメンに入るけど毎日五条くんと夏油くんを見てるからか霞んで見えちゃう


あー、だめだめ。

今はプライベート
学校の事も生徒の事も考えるのはなし



｢Aさんは今養護教諭をなさってるんですよね？医師免許も持っていると聞いたんですが病院にはお勤めにはならないんですか？｣



なるほど。高校の"ただ"の保健の先生で話しを通されているのね



私、実は呪術師で反転術式で治療ができるんですー

手術っていうより解剖の方が多いですー


なんて言ったらきっと精神科の受診を勧められてしまう




問われた質問に適当に返していく

笑顔を取り繕いながら食事と会話をして何とか場を繋いでいくけど

絶対五条くんと出かけた方が楽しかったはず

夜は3人でケーキを食べるのかな




コース料理も終盤になりデザートがでてきた


ケーキの装飾にはクリスマスを彷彿とさせたデコレーションがしてあって嫌でもこの日がなんで今日なのか恨んだ




｢実はAさんにお伝えしなきゃ行けないことが__。｣




｢…？はい。｣

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