TVの前にいたはずが気がつけば呪力宿ってた【呪術廻戦】

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五「それだけの呪力を持っていながら、呪霊に襲われかけたのにどうして動こうとしなかったのかな？」






それよりも他のことに頭をフル回転させていたからです。


何よりも今、私の目の前に五条悟がいることが1番恐怖でしかないんです。


夢なら早く覚めてくれ。







五「何も言わないんだね？」







自分で抓った頬の痛みに夢ではないのかもしれないという事実を突きつけられ尚も思考停止している中で、


そんな私をお構い無しに目の前の男はぐいぐいと距離を縮める。


反射的に後ずさるも、
ドスン、と壁に背中がぶつかる。






笑顔を絶やさない五条悟。
お前はピエロかよ、怖いって。







五「それにしても、綺麗な瞳をしてるね？
あ、いや、ナンパなんてしてないよ？
流石に高校生相手にそんなことする訳ないでしょ〜。
まぁ僕好みではあるけどね〜」







聞いてないし高校生じゃないし。




どれだけ考えても求めている答えは出てこない。
ただ今現在で分かっていることは、
目の前の男が五条悟である、ということだけだ。






つまり、これは、








今私がいる世界は、








美味しい美味しいとハンバーグを食べながら、
暖かいこたつに温もって目を輝かせながらTVとにらめっこをする妹の観ている先………





呪術廻戦、
つまり非現実世界の中、なのかもしれない。

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