検索窓
今日:32 hit、昨日:49 hit、合計:599,315 hit

佰弐拾弐話 ページ7

『(……さっきよりは楽しめそうかな。)』



刀を構えるA。
慌てて恋柱が声を掛けた。



恋柱「Aちゃん!ここは私に任せて、皆と本体を」
『嫌です。こっちの方が楽しそうなんで。』


 

ドンドンと鬼が太鼓を叩くと木製の石竜子が現れた。
それを一振りで全て斬り落としたA。




?「ほう。」
『本気でお願いしますよ、半天狗殿。』






そこからAと半天狗の一騎討ちが始まった。




加勢しようと恋柱が動くたび、Aが睨みを利かせるので恋柱はその場から動けないのだ。





半天狗「やはりあのお方が仰った通りだ!」
『余所見してていいの?半天狗!』





ハッキリ言って、Aは本気を出していない。
無論半天狗もだ。




恋柱「(うわぁぁあ!どうしよう?どうしよう?!加勢すべきよね?!でも、Aちゃん睨んでくるし、あぁでも死んじゃったらしのぶちゃんに会わせる顔が……以下略)」







半天狗「ここまでやるとはな、流石だ。」
『そう?普通だと思うけど?』
半天狗「なら、これならどうだ?」




さっきとは違うし部位の太鼓を叩いた半天狗。
それに柔軟に対応するA。




両者一歩も引かない。




小手調べの延長戦だ。










































半天狗「「血気術 無間業樹」!」





先に仕掛けたのは半天狗。




『(広範囲の技か。なら……!)』













『「滅の呼吸 弐ノ型 殲滅」!』





玉壺の時と同様、Aは弐ノ型で多くの石竜子を斬り裂いた。





半天狗「流石の一言だ。」
『そう?あ、もう終わりなの?』



もとの構えに戻るA。




半天狗「なぜだ?」
『ん?』
半天狗「それだけの実力がありながら何故鬼にならない?」
『(……既視感を感じるなぁ、なぜか。)』




半天狗の問いかけにすいっと目を逸らしたA。



数刻前に聞かれた事を何故また答えなければならないのか。




解せぬ。

佰弐拾参話→←佰弐拾壱話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (299 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2401人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るい(プロフ) - 望さん» 鬼化ルートとは別に短編集を出すので、鬼化ルート=短編集ではないです。書き方分かりにくかったですね(汗)申し訳ないです。後で修正しておきます! (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 宙さん» 迫ってるむいくんかっこよくないですか?!欲のままに書いてみたんですけど……、気に入っていただけて良かったです!これからもよろしくお願いします! (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - にゃうさん» ホントですか、そう思っていただけて何よりです!これからもよろしくお願いします!返信遅れて申し訳ないです…… (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - むーむさん» 分かりました!甘々な感じになってもよろしいでしょうか…? (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 鬼化ルートは短編集じゃない方がいいです。普通に投稿してください。更新楽しみにしています。 (2020年4月8日 22時) (レス) id: 05ffcd4bcd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魅夜 | 作成日時:2020年3月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。