佰弐拾壱話 ページ6
『これ、あそこで刀研いでる人に使って。』
小鉄「はい!……もう行くんですか?」
『仕事ですから。』
薬を小鉄君に渡し、もう1つ強い鬼の気配がする方向へと向かう。
『(あーあ。支障だらけじゃん。どうしよ。)』
鬼に近づけば近づく程、山肌がボコボコしていて動きにくい。
木の上を伝っていくがそれもどこまで行けるか。
・
・
・
・
『(いや、普通に行けちゃったんですけど。)』
もっと近づけば木を伝って行けなくなるかな、と思っていたのに。
全然そんな事なかったし。
しかもなに、あれ?
なにあの鬼?
玉壺よりかは見た目マシだけど……。
それでもなんか受け付けないなぁ…。
童磨殿とかと居た時間が長いからかなぁ。
あれ、柱かな?
そう、恋柱の………誰だっけ?
名前くらいどうだっていいか。
関係ないし。
・
あっさりと考える事を放棄したA。
そこに届いた恋柱の声。
恋柱「みんなありがとお〜!柱なのにヘマしちゃってごめんねぇぇ。」
……いや、するなよ。
本体間違えるとかどうなんだ、柱として。
↑耳いいから聞こえてた。
あの声、竈門炭治郎の忠告みたいなものだったが、まさか柱に向けたものだったとは……。
竈門炭治郎といい勝負してるよ、本体見抜けないあたり。
それ以外は全く違うみたいだが。
恋柱「私悪い奴には絶対負けない。覚悟しなさいよ本気出すから!」
………絶対なんてあるか。
つか、本気じゃなかったのか、あれで。
半分本気に見えたけどなぁ。
・
・
・
?「……なんじゃ、お前は。」
あ、気づかれた。
さっきの鬼よりかは鋭いなぁ。
呼吸使って気配消そうと思ったのに。
『………こんばんは。楽しそうなんで混ぜてもらいに来ました。』
木から降りて、鬼と対面したA。
その表情には余裕が伺える。
上弦、肆……。
?「まさか、お前Aという名前か?」
『あ、もしかして連れ帰るって言いたいの?』
?「無論。私はあのお方に忠実に従う。」
『へぇ、本体でもないのに?』
?「本体であろうとなかろうと、お前は連れ帰る。」
そう言った鬼から感じた殺気。
2401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るい(プロフ) - 望さん» 鬼化ルートとは別に短編集を出すので、鬼化ルート=短編集ではないです。書き方分かりにくかったですね(汗)申し訳ないです。後で修正しておきます! (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 宙さん» 迫ってるむいくんかっこよくないですか?!欲のままに書いてみたんですけど……、気に入っていただけて良かったです!これからもよろしくお願いします! (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - にゃうさん» ホントですか、そう思っていただけて何よりです!これからもよろしくお願いします!返信遅れて申し訳ないです…… (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - むーむさん» 分かりました!甘々な感じになってもよろしいでしょうか…? (2020年4月11日 22時) (レス) id: 02d9104630 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 鬼化ルートは短編集じゃない方がいいです。普通に投稿してください。更新楽しみにしています。 (2020年4月8日 22時) (レス) id: 05ffcd4bcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:魅夜 | 作成日時:2020年3月28日 23時