【鬼滅の刃】蟲柱の妹は、妹だと名乗らない 肆

佰肆拾漆話 ページ36

……朝から災難に見舞われた。




霞柱様の真意が分からない。






当の本人は朝ごはんを食べた後、「待ってるからね」と言い残し(額に接吻して)、帰っていった。





しかも何気に楽しそうだったし。




いいように遊ばれてる気しかしない……。









……これからカナヲと稽古なのに。






鎹「……行くのやめるか？」
『いや、それはそれでちょっと……。』




気を遣って、鎹がそう声をかけてくれた。





けどただでさえ昨日、どこから湧いてきたか分からない罪悪感に見舞われたのだ。





流石に2日連続は避けたい。





でも、なんで罪悪感なんて湧いたんだろう？






そこが謎だ。









鎹「ごめんくださーい。」







蝶屋敷に着くと、正面玄関から人を呼ぶ鎹。





そんな鎹を他所に庭に回ると、相変わらずたくさんの蝶が飛んでいた。





心なしか蝶の種類も増えたようだ。





指を差し出せば、蝶が止まって羽を休める。





ふ、と視線を横に移すとアオイが立っていた。






アオイ「A？！来てたの？！」
『………カナヲに呼ばれた。』






アオイの声に驚いたのか、ひらひらと蝶が飛び立っていった。





……綺麗だったな、あの蝶。






アオイ「カナヲなら、今しのぶ様と稽古してるはずだけど……。」
『…………………そう。』






…………蟲柱いるのか。





て、いない方がおかしいのか。






しかもこの気配、あいつまでいるだろ。







屋根の上にでもいようかな……。





顔合わせたくない。







アオイ「A、あの」
鎹「なんだ、ここにいたのか。ほら、上がんぞ。」
『え、ちょ…！』





アオイが何か言いかけた時、鎹に唐突に手を引かれ、蟲柱がいる蝶屋敷に上がり込む事になってしまった。







…………鎹、今だけは恨む。







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皆さん、最近コロナウイルスが爆発的に流行していますが体調などお変わりないでしょうか…？



とうとう私の区域でも学校開始が延期になりました…。



外に出るのもままならないこの頃です。



この時間を使って出来るだけ更新します。



皆さんの退屈しのぎになればいいな、と思います。






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そろそろ鬼化ルートを投稿します。

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