【鬼滅の刃】蟲柱の妹は、妹だと名乗らない 弐

漆拾参話 ページ40

『(……もう4ヶ月。)』



無限列車での戦いからまるまる4ヶ月が経とうとしていた。
炎柱・煉獄杏寿郎の容態はと言うと、良くも悪くもならず、眠り続けたまま。



その間、Aは炎柱様の治療をする傍ら、たまの竈門炭治郎の稽古や鎹鴉が伝える任務に動いたりしていた。



もちろん、童磨殿達とも会っていた。



鎹鴉「A！今ｽｸﾞ任務ﾉ準備ｦｼﾛ!」
『鎹……。分かったわ。』




Aお付きの鎹鴉が飛んできた。



そっと部屋を出て玄関に向かう。




そろそろ髪を切りたいと思うこの頃。
流石に長くなって鬱陶しいのだ。




『………で、どこに行けばいいの？』
鎹鴉「蝶屋敷ﾀﾞ!」
『………はっ？』




いや、任務の行き先を聞いたんだけど。




なんで蝶屋敷なわけ？





鎹鴉「蟲柱ﾉ継子ﾄ合流、現地ﾆ向ｶｴ!!」
『はぁ………。最悪……。』





継子の方ならまだいいが、これで蟲柱とだったら……
と思うと軽く吐き気がする。





しかも蝶屋敷で合流しろって、






私に軽く死ねって言ってない？？








あり得ないんですけど。









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だが、任務の間は公私混同したくないA。









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こめかみを抑えながら、蝶屋敷へと赴いた。









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？「何とか言えっての！！地味な奴だな！！」
？「キャーーーーーーーッ！！」









・




なに？






この状況？

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