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陸拾玖話 ページ36

陽光が差し出した廃寺付近を去り、屋敷に戻ったA。



すると、見た事のある羽織りと箱、髪色、猪頭が屋敷の前に居た。




『…………あんたら、何してんの?』




そう声をかけるより早く反応した御三方。




善逸「うわぁぁあん!!Aさぁあぁあん!」
『………抱き付いてくるな。』
炭治郎「Aさん、おはようございます!」
『………おはよう。』
猪頭「お前、俺と勝負しろ!!」
『しません。…………なに?なんなの?』



そしてAは今かなーーーーりご機嫌斜めである。
何故かって?




『(………暫くまた行けないからだよ!)』




童磨殿達に会えないのが嫌だからだ。
人といる時よりも心地いいと思えるのだから。



かと言って恋愛的には見てないが。




炭治郎「あの……。朝早くにすみません。」
『………そう思ってるなら普通来ないでしょ。』
炭治郎「それは…そうなんですけど。煉獄さんの様子を見たくて…。」
『………だからって屋敷の前にたむろうのはやめて。
………あと離れてくれない?』
善逸「嫌だぁぁあぁぁ!Aさんは俺と結婚するんだぁぁぁぁ!!」
『………………はぁ。』




離れそうもない金髪くんに手刀をかまして俵担ぎにする。




『……………どうぞ。言っとくけど、騒いだりしたら即追い出すから。』





Aの目がガチだった事もあり、炭治郎・伊之助はその場に震え上がった。




























『………この部屋だよ。大人しくしててね。』



ドスの効いた声でAはそう言って金髪くんを下ろすと、彼はら器用に鼻提灯まで出してぐっすりと眠っていた。





炭治郎「煉獄さん……。」
伊之助「……権八。」
善逸「フガー……。フガー……。」




しばらくは離れても大丈夫だろうと思い、水を取りに行く。
Aは基本的にお茶は飲まないのだ。




『…………どうぞ。水で悪いけど。』
炭治郎「いえ!急に押し掛けたのは俺達ですし…。
ありがとうございます。」
伊之助「ハァン?!水…………イエ、ナンデモアリマセン。」



はぁ、と溜息をついてAは金髪くんを隣の部屋に寝かせる。




炭治郎「あ!……なんかすみません。」
『別に。………彼が起きたら帰ってね。』



目も合わせずにAがそう言うと、炭治郎が不服と言わんばかりの音を出す。

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エメラルドの飛沫(プロフ) - この夢主嫌いです。 (2021年4月21日 17時) (レス) id: fb58ba212d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - すごいアオルなー(・・;)とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年3月3日 8時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 零華さん» はい!またリクエストお待ちしていますね!楽しんで頂けて何よりです!(^_^) (2020年3月2日 18時) (レス) id: 62cba94915 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» 本当ですか、よかったです( ̄∇ ̄) (2020年3月2日 18時) (レス) id: 62cba94915 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - リクエストの方は、全然大丈夫でした。逆に、リクが通って、よかったです。これからも、更新、頑張ってください!応援しています!!。( `・∀・´)ノ ガンバレ--!。 (2020年3月2日 4時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅夜 | 作成日時:2020年2月24日 20時

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