弐佰参拾捌話〜しのぶside〜 ページ8
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ゆらゆらと何かが揺れている。
温かい光と暗く冷たい色の光が鬩ぎ合って揺れている。
「こっちだよ」と、なにかを指差して。
しのぶ「(姉さん……。私に、できるのかな…。)」
そっとその光に手を伸ばす。
あの時姉さんは何を言ったのだろうか。
「認めている」？
「許している」？
いや、そんなわけない。
Aがあんな風になってしまったのは、私のせいなのだ。
私が、未熟だったから。
伸ばした手を引っ込める。
どうすれば姉さんみたいに優しくなれるの？
私には、無理だった。
鬼と仲良くすることも、鬼を斬らずに済む方法を見つけるのも。
私には、わからなかった。
なぜ多くの人の命を奪い、深い悲しみを与え続けた鬼を「可哀想」と思えるのか。
しのぶ「(……こんなだから、Aも愛想を尽かしたんだわ、きっと。…もう、許してはくれないでしょうね。)」
それならば潔く死にたい。
姉さん達のもとへ行きたい。
でも、姉さんはそれを許してはくれなかった。
なんで？
どうして？
姉さんー……。
・
・
・
『………あ。起きたんだ。』
しのぶ「……A…？……Aっ、なん、で……？！」
目を開けるとそこにいたのは。
無表情でこちらを見つめるAだった。
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魚のフライのような肉 - 私もID違いますが同一人物です。ものすごい偶然……。 (2021年6月22日 18時) (
レス) id: 369b1cf0fd (このIDを非表示/違反報告)
魚のフライのような肉 - Aさん» いえ、こちらこそ、出しゃばってしまい申し訳ないです (2021年6月22日 18時) (レス) id: 369b1cf0fd (このIDを非表示/違反報告)
A - ↓IDちがいますが同一人物です (2021年5月16日 23時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
A - 魚のフライのような肉さん» すみません、もともと口が悪いんです。不快にさせてしまいましたよね… (2021年5月16日 23時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - こんばんは。戻ってきてくれて嬉しいです。おかえりなさい(?)また更新されるのを楽しみにしていますね。 (2021年5月16日 23時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅夜 | 作成日時：2020年7月12日 23時
