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JM「それで、お前何しに来たの?」


『えっとねえ、アンタのお世話!
人間が死ぬ三日前私達は姿を人間に変えて、
お迎えに来るの。
1人だと迷っちゃうからね〜』


JM「へえ、大変だね。
こんなに小さいのに、いい子じゃん。」




Aちゃんはほんとに小さい。

俺より20cmくらい小さい。




『あのねぇ!
なんか子供扱いしてるっぽいけど、
アンタよりはるかに長く生きてるからね!!』


JM「そうなの?何歳?」


『116!!』


JM「え、ババアじゃん」


『悪魔は死なないの!
だから、老いていくこともないし〜
ババアになることもない!』





逆に116年生きてきて、
その幼稚い性格はびっくりだよね。

もうちょっと座っててもいいのに。




『あ、そうそう』

『それでね?
アンタに死ぬ前にして欲しいことがあるんだけど〜、良い?』

JM「なに?」



急に真面目な顔になった彼女は、
静かに言った。









『アンタがやり残してること3つ。
それを、この2日間でやり切ってください。』









やり残してること、?



JM「そんなの、無いよ」



俺は小さい頃、
勉強にも部活にも習い事にも全力で取り組んでた。
1番になりたい、って。
その頃の俺を一言で言うなら、努力の塊、かな。

でも、大学を卒業すると同時に、
俺はなにもしなくなった。

今までの余暇の時間が今、やってきたような。
職には簡単に就けれて、
仕事もテキパキこなせる。





だけど、何かに興味を持つことができない。

俺の頭はもぬけの殻だ。

三大欲求しかない。
生きるための行為にしか、欲が向かない。





そんな俺に、

やり残してること、って聞くかな普通。

JM「やり切れなかったらどうなるの?」

『…こーやって、
私みたいに悪魔になっちゃうよ。
疲れても働かされて、
新しい悪魔を作ってしまったら、生殺しにされる。…死なないし、傷だって治らないから、
これは、キツイかな、』



JM「…じゃあ、俺頑張んないといけないんだね。」



『…当たり前じゃない、』



JM「…ねえ、まさかだけど、
お前生殺しにされるとこ見たの」



『…ん』




JM「そんとき何歳だったの」




『…16歳』


16…辛いに決まってるそんなの。




でも、やりたいこと3つやればいいんでしょ?

楽勝じゃん。


『ねぇ、』


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alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております!(*^ω^*) (2017年11月17日 2時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ィヴ | 作成日時:2017年7月28日 17時

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