先輩後輩 - ky - (ページ14)

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レ「片辺ちゃんほんとにええの？」

あ「大丈夫です、あまりお腹空いていなかったので」

結局私は香坂先輩と牛沢先輩が分けてくれようとしたおかずを受け取らず、お昼はなにも食べなかった

牛「でも、午後の競技に影響するだろ」

あ「私、午後の競技出るのないので」

私がそう言うと香坂先輩と牛沢先輩は驚いた顔をした

レ「二人三脚出るやろ！？」

あ「それは友達に譲りました」

牛「はい！？」

香坂先輩と牛沢先輩は驚いた顔をしながら見合っている

レ「なんで譲ったん？」

あ「清川先輩と仲良くなりたいって言われて二人三脚譲って言われました」

私がそう言うと香坂先輩はため息を吐いた

一方、牛沢先輩はなにか考え事をしている

牛「あのさ、その友達の名前は？」

あ「え、古屋綾花っていう名前ですけど」

私がそう言うと牛沢先輩がため息を吐く

牛「その子と友達ってまじ？」

あ「そうですけど」

私がそう言うとまた牛沢先輩はため息を吐く

あやちゃんのこと知っているのかな

私がそんなことを思っていると

牛沢先輩が真剣な顔をして私の方を向き

牛「悪いことは言わない、そいつと友達やめろ」

・・・・・え

今なんて言った・・・・・？

あ「あ、あの、今なんて」

牛「その古屋綾花ってやつと友達やめろ」

あやちゃんと・・・・・友達を・・・・・やめる・・・・・？

キ「お待たせ！ってなにこの空気」

この最悪な空気の中、清川先輩が帰ってきた

レ「キヨ君、あっち行こう」

キ「え、なんでよ、レトさん！？」

香坂先輩は清川先輩を引っ張ってどっかに行ってしまった

私はあまりにも牛沢先輩が言ったことが衝撃すぎて声が出ない

牛「今すぐにやめて」

今すぐ・・・・・？

そんなの

牛「お願いだから」

そんなの

あ「無理です！！」

私はそう言ってその場を去った

なんで

なんで

あやちゃんと友達やめないといけないの

初めて出来た

女友達なのに