刀剣が二十一振り ページ25
〜その日の夜in三条の部屋〜
「………父君………疲れました………」
「ん?そうかそうか!!清近よ、近う寄れ」
「いや、お主達さっさと寝ないかッ!!」
湯浴みを終え、目を潤わせて三日月による清近が、三日月は可愛くて仕方が無くて己の膝へ寝かせ始めた
イヤ、おかしい!と唯一この中でマトモな方に分類される小狐丸が一喝するが、この親子にはなんら聞こえてはいない
「さて清近や………いつまで偽るつもりだ?
そろそろ、俺も悲しくなってきたぞ」
「ふむ………戻らねばなりませぬか?」
「まぁ、そろそろ良いのではないか?この小狐丸はそう思うけどな」
「まぁ、自分の好きで良いと思うけどね……」
とうとう諦めた小狐丸と風呂上がりの石切丸は二振りの会話に入ってきた
だが、それよりも三日月の言ったことの方が重要だ
清近は性格を偽っていると言うが、父親の雰囲気が平安時代の貴族を思わせるがためにそうも感じない
「……あい、わかった そこまで言われるなら……
これで良いかな?父君……疲れたからギューッて……して?」
いきなり、両手をひろげ三日月に抱きついた清近
どうやら、この性格が清近自身の性格だった
幼い頃よりあのような地下牢に入れられて、誰かに甘えたことのない清近は日に日に三日月に似て口調が所謂、じじいと呼ばれるものになった
「あい、わかったッ!! 可愛いぞ清近ッ!!」
「えへへ………嬉しいな………」
だが、ここに居るのは紛れもなく、年相応の可愛い清近だった(何を当たり前なことを申しておるのだby三日月)
刀剣乱舞花丸通信in三日月清近&琥珀丸国永&駄作者海鈴→←刀剣が二十振り
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あひ見まく 星は数なく ありながら 人につきなみ まどひこそすれ
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瑞鈴毬夢 - 最近忙しいですか?いろいろがんばってくださいね。私も更新がんばりますね。 (2017年1月22日 18時) (レス) id: f8d9360bff (このIDを非表示/違反報告)
海鈴(プロフ) - 瑞鈴毬夢さん» あははw (2016年12月31日 17時) (レス) id: 7555300c7c (このIDを非表示/違反報告)
瑞鈴毬夢 - そーなのですかっ!(ネタバレですねー) (2016年12月31日 17時) (レス) id: f8d9360bff (このIDを非表示/違反報告)
海鈴(プロフ) - 瑞鈴毬夢さん» あ、これネタバレだわ(笑) えっと、挿絵になる予定の絵なんですw (2016年12月31日 0時) (レス) id: 7555300c7c (このIDを非表示/違反報告)
瑞鈴毬夢 - そうなんですかっ!?衣装が新撰組のなのが気になりますけど・・・ナゼですか? (2016年12月30日 18時) (レス) id: f8d9360bff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海鈴 | 作成日時:2016年11月10日 20時