犬猫戦争�� ページ30
、
樹「壱馬さん…」
「壱馬…!!」
救世主には似つかわしくない怒りのオーラを漂わせる壱馬は無言のままこちらに近づいてきた。
壱馬「…」
さすがというかなんというか。
帝王の迫力に私も何故か圧迫されてしまう。
壱馬「樹、話は後や。とりあえず今は出ていけ。」
壱馬は樹くんを見据えドスの聞いた声でそう言った。
樹「…りょーかいしました。」
樹くんは大きなため息をつくと
樹「俺、諦めませんからね」
そう言い残して出ていった。
これが壱馬の何かに火を付けてしまったのか。
壱馬「姉ちゃん、こっち来て。」
「え…」
壱馬「はよ来てや。」
強引に私を抱き締めてきた。
壱馬の吐息がうなじにふーっと掛かる。
壱馬「あ、」
「?」
壱馬「キスマーク…」
壱馬はそう呟いたと同時に私の首筋に唇をあててきた。
「った…」
そしてチクッとした痛みが再びはしった。
壱馬「なぁ、」
「何…？」
壱馬「樹に他に何かされんかったか？」
心配そうな顔でそう言う壱馬。
キスされた、何て言ってしまえば
北ちゃんの時と同じことになるのではないか。
いくら壱馬のことが好きでもキスうんぬんの話は別だ。
そう思い、
「何も、されてないよ…」
そう答えた。
壱馬は安堵したような顔をみせると
壱馬「よかった…」
私を抱き締める力を強めてきた。
犬猫戦争の成れの果て。
後ほど樹くんと壱馬にキスマークを付けられたと気づくのは分かりきった話だった。
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志歩(プロフ) - ナンパ対策のLINEめっちゃ笑いました爆笑🤣 (2022年6月6日 22時) (
レス) @page50 id: 31caccaa44 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ナンパ対策のLINEのくだり笑いました笑 (2021年5月28日 20時) (レス) id: bc08207cc5 (このIDを非表示/違反報告)
エリック - とても楽しんで読ませていただいてます。又､気が向いたら更新していただけると嬉しく思います！ (2021年4月18日 22時) (レス) id: db9375986f (このIDを非表示/違反報告)
さきこ(プロフ) - 面白いですよ！更新待ってます(u_u) (2021年4月16日 19時) (レス) id: 59147bddd5 (このIDを非表示/違反報告)
Pepe(プロフ) - 私は好きです！できれぼ続けて欲しいです (2021年4月15日 23時) (レス) id: beba4c04eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2021年3月6日 17時
