日常�� ページ2
、
「壱馬、起きて〜」
壱馬「んぅ〜、」
私の朝は壱馬を起こすところから始まる。
自室の隣にある壱馬の部屋に入り、
ベッドで眠りこけている壱馬を起こそうとするも
壱馬「もうちょい寝かせてや･･･、」
子供らしいところは抜けておらず、
全然起きる気配がない。
「壱馬、朝ご飯冷めちゃうよ〜？」
そう言って引き締まった身体を揺さぶってみるも全く効果ナシ。
壱馬「姉ちゃんがハグ、してくれたら起きる･･･」
そしてこれが毎朝の決まり文句。
「しょうがないなぁ･･･、」
心の中で溜息をつき、壱馬をそっと抱き寄せる。
壱馬「姉ちゃん･･･、」
そう言って私の肩に顔を埋める壱馬。
「ん、起きて。」
壱馬「･･･、分かった」
壱馬は大きな伸びをして立ち上がった。
「今日、仕事何時から？」
壱馬「9時半にマネが迎えに来る･･･」
「そっか。お弁当、いる？」
壱馬「いる･･･」
壱馬は半分寝ぼけながらも食卓へとつく。
壱馬「いただきます･･･、」
そう言ってトーストを頬張る壱馬の姿は
我が弟ながら可愛らしい。
そんな事を思いながらも弁当を作り始める。
「今日は帰り何時くらい？」
壱馬「ん〜、多分8時ぐらい。今日は早く帰れそう･･･」
「オッケー」
姉と弟が屋根の下に二人きりで暮らすとなると
姉は危なっかしい弟の面倒を見なければならないわけで。
最近少し、
姉と言うより母っぽくなってきたような気がする。
なんてことを思いながらも弁当を盛りつける。
その時、
壱馬「姉ちゃん」
壱馬が後ろから抱きついてきた。
いわゆるバックハグ状態。
「どした？」
けれどこれも日常茶飯事の出来事で。
特に動じることもなくそう返す。
壱馬「･･･充電」
壱馬もまた、いつも通りそう返した。
バックハグ状態の時は
後ろから耳元に囁かれるので変にくすぐったい。
「着替えてきな？」
壱馬「ん」
私がそう言えば短い返事をして
自室へと戻っていく壱馬。
世間では帝王、
なんて言われているけれど
私からすれば、甘えん坊の弟ってな感じ。
ただ、私だけに見せてくれる
弟らしい顔が案外好きだったり。
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志歩(プロフ) - ナンパ対策のLINEめっちゃ笑いました爆笑🤣 (2022年6月6日 22時) (
レス) @page50 id: 31caccaa44 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ナンパ対策のLINEのくだり笑いました笑 (2021年5月28日 20時) (レス) id: bc08207cc5 (このIDを非表示/違反報告)
エリック - とても楽しんで読ませていただいてます。又､気が向いたら更新していただけると嬉しく思います！ (2021年4月18日 22時) (レス) id: db9375986f (このIDを非表示/違反報告)
さきこ(プロフ) - 面白いですよ！更新待ってます(u_u) (2021年4月16日 19時) (レス) id: 59147bddd5 (このIDを非表示/違反報告)
Pepe(プロフ) - 私は好きです！できれぼ続けて欲しいです (2021年4月15日 23時) (レス) id: beba4c04eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2021年3月6日 17時
