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散り行く菊 ページ17
さ「うらさんおはよ!」
そういつもの笑顔で言う彼は何故かどこか懐かしくて
俺もおはよう、と手のひらに指文字を書けば嬉しそうに優しく微笑んで
さ「うらさん、今日は甘味処行こか!僕のお気に入りのとこ教えたる!」
いつもそうやって俺を此処から連れ出してくれる
けど、これで最後
俺は喋ってお前にこの気持ちを伝える事が出来ないけど、
俺はお前が大好きだからこの笑顔がもう見れないんだなと思うと胸が刺されたように痛いよ
1つだけ、1つだけ、俺の我儘を君がきいてくれたのなら、俺は
お前に抱かれたかった
けど、それももう叶わない
きっと君は俺を優しく扱ってくれたのだろうと想像することすら許されなくなるのだから
さよなら、だよ
坂田
更新遅くなりましたすみません
切ない感じ頑張ったつもりでした
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作者名:さちゃまか | 作成日時:2020年1月12日 1時