Give me...107 ページ33
優side
男が持つには少し恥ずかしいショッパーを手に、
警察署へ向かう。
でも、そこはいつもよりも少し騒がしいように感じた。
『あのー…』
いつものように警官に声を掛けると、
バツが悪そうに手招きをされた。
警察「…あの…」
物陰に隠れながら、小声で話し掛けられる。
『はい…?
あ、これいつものです。
Aに渡して欲しくて…』
ショッパーを渡そうとするけど、警官がそれを受け取る事は無くて。
『…どうしたんですか?』
警察「…本当は、誰にも言わない方が良いんですけど…
貴方には、言っておいた方がいいと思って。」
心臓が、変な音を立てる。
警察「…さっき、倒れたんです。あの子。」
『…え、』
警察「拘置所でも、質素ですけど食事は出るんです。
でも…一口も口をつけていなくて。」
『…どこに、居ますか?』
警察「署内の医務室にいます。」
『会うことは…出来ますか?』
警察「正直…今日は厳しいです。
明日以降ならば、点滴も打っているので
比較的安定していると思いますが…
必ず会えるとは言えません。」
『…明日、また来ます。
教えて下さり、ありがとうございます。』
その後は、よく覚えていない。
気が付いたら家に帰っていて、
気が付いたらベッドに横になっていた。
…お願いです、Aのお父さん、お母さん。
Aを…連れて行かないで下さい。
続く (更新停止中)
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ことね(プロフ) - 更新待ってます^^* (2020年5月18日 3時) (
レス) id: 3833e24bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 更新出来たらお願いします（ ; ; ） (2019年6月17日 5時) (レス) id: 44b3415f4f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2018年4月16日 19時) (レス) id: 65709a403e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◆萩森奈々未◆
| 作成日時：2018年4月1日 19時
