-Give me...100 ページ26
優side
Aが連行された後の部屋で、
俺は放心状態になっていた。
｛…近々、会見を開く。
手配をしておきなさい。｝
≪…はい。≫
じいちゃんの声が静かに部屋に響いている中で、
俺は部屋から出た。
Aが、捕まった。
警察に。
手錠をされて。
いつ出てこられるかも分からない中で。
…あいつが一番恐れる"孤独"の中で。
ひかり「…う、…優?」
『…え?』
ひかり「呼び掛けても難しい顔して歩いてるから…
…ちょっと、気分転換しない?
ここら辺のさ、良いカフェ知ってるんだ。」
『…ごめん、今はいいや。』
ひかりは悪くない。
悶々としてる俺を見て、本当に純粋に気分転換に誘ってくれたのだろう。
でも、俺の頭の中からAが消えることはない。
ひかり「…Aさんのこと、そんなに好きなの?」
『え?』
ひかり「私だって、ずっと…ずっと、優のこと好きだったのに…」
『…ひかり、』
ひかり「分かってる、…分かってたよ…優の心の中には、私は居ないんだって。
…どう頑張っても、私じゃ無理だって。」
くしゃりと歪んだひかりの目から、涙が零れた。
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ことね(プロフ) - 更新待ってます^^* (2020年5月18日 3時) (
レス) id: 3833e24bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 更新出来たらお願いします（ ; ; ） (2019年6月17日 5時) (レス) id: 44b3415f4f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2018年4月16日 19時) (レス) id: 65709a403e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◆萩森奈々未◆
| 作成日時：2018年4月1日 19時
