♯46 ページ3
ク「んでよぉ、Aのは何なんだ?」
本当は黙って過ごすはずだったけれども、俺は諦めて口を開いた
貴「《上空》だよ。エクストラスキル。
さっきだしたソードスキルはそれを利用したオリジナルソードスキル。相手をスタン状態にできる」
回りから、おお....という歓声が上がるので、俺は急いで付け足す
貴「た、ただ、デメリットがたくさんあるんだ!!
スキル使用後の硬直がかなり長い。ボスのスタンよりも長く続くし、スタンはそこまで長くない。
更に、一歩間違えたら、仲間まで巻き込んじまうんだ
あと、確かに凄いスキルなんだけど...
マジで攻撃力がないんだ...」
ク「...で、オリジナルソードスキルは分かったけど、《上空》ってなんだ?」
貴「えーと...ものを上に上がらせることができるのと...他のプレイヤーよりも高く跳べること....でも、まだ分からないことだらけなんだ
たぶん、正しい使い方は別にある」
ク「ったく、水臭ぇなあ。そんなすげぇウラワザ黙ってるなんてよう」
キ「スキルの出し方が分かっていれば隠したりしないさ。でもさっぱり心当たりがないんだ
こんなレアスキル持ってるなんて知られたら、しつこく聞かれたり....色々あるだろう、その...」
キリトの言葉に、俺とクラインは深くうなずいた
ク「ネットゲーマーは嫉妬深いからな。オレは人間ができているからともかく、妬み嫉みはそりゃああるだろうなあ。それに....」
クラインは意味ありげに俺たちの方を見て、言う
ク「...まあ、苦労も修行のうちと思って頑張りたまえ、若者よ」
キ「勝手なことを....」
クラインは腰をかがめてキリトの肩をポンと叩くと、振り向いて《軍》の生き残りの方へと歩いていった
ク「お前たち、本部まで帰れるか?」
クラインの言葉に若い一人の男が頷く
ク「よし。今日あったことを上にしっかり伝えるんだ。二度とこういう無謀な真似をしないように」
軍人はクラインや俺たちに深々と頭を下げ、去っていった
ク「俺たちはこのまま七十五層の転移門をアクティベートしにいくけど、お前らはどうする?今日の立役者だし、お前らがやるか?」
キ「いや、任せるよ。俺はもうへとへとだ」
クラインは仲間を引き連れ、部屋の奥にある大扉に向かっていく
しかし、途中で振り言う
ク「その...お前らが軍の連中を助けに飛び込んだ時な
オレさあ...なんつーか、嬉しかったよ。そんだけだ、またな」
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kaine(プロフ) - 白木里沙さん» ありがとうございます_(._.)_掛け持ちなので、ボチボチ頑張ります! (2017年8月5日 16時) (レス) id: 805a6406ab (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - こんにちは!! SAOは好きなので読んでてすごく楽しかったです^^ これからも頑張ってください! (2017年8月5日 16時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - うんピーさん» 毎回毎回、本当にありがとうございます_(._.)_。すぐに直します!これからもよろしくお願いします_(._.)_ (2017年7月16日 9時) (レス) id: 805a6406ab (このIDを非表示/違反報告)
うんピー(プロフ) - kaineさん» 最初の、『投げたナイフは大蛇じ当たる直前』のところ大蛇にだと思います、あと、『パターン化しているモンスターのそんなことはできない』が、多分パターン化しているモンスターならそんなことはできないだと思います (2017年7月16日 0時) (レス) id: be7b49aa98 (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - うんピーさん» ありがとうございます!!睡魔と戦いながら、頑張ります(`ー´ゞ-☆ (2017年7月8日 14時) (レス) id: 805a6406ab (このIDを非表示/違反報告)
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