♯１４５ ページ25
全部....覚えてる
１０年前.....約２年間しか住んでいなかった場所だけど､完璧に、覚えている
汗が垂れる....深呼吸していたら、焦凍が手を握ってきた
焦凍の方をみたら、焦凍が軽くうなずいた
私は、頷き返す
言葉は出なかったかが、気持ちが通じた...ような気がした
轟「ここか？」
貴「間違いないよ。....私の記憶が正しければ....」
私は焦凍の手を引いて、診療室の奥の部屋に入る
流し台に、最低限の電化製品
そして、棚に並べられている薬品
種類はもちろんバラバラで､薬が入っている瓶は､埃かぶっていた
その部屋の隅の、カーペットをめくる
床下のスペースを開けると、階段が現れた
階段を降りると、ベッド、机、そして本棚
どれも埃をかぶっている
焦凍が、一冊本をとり、本についている埃を払って、題名を読む
轟「中学生レベルのテキスト...？」
貴「私が使ってたやつだよ」
轟「使ってたやつ....て､お前まだこのときは４､５歳だろ？」
貴「うん....｡」
私は、本棚に並べられている本をの埃をまとめて払う
そこには、小学校低学年レベルから､高校レベルの参考書、テキスト、問題集などがあった
貴「使ってた。私が....暇なときは、このぐらいしかすること無かったし、許されなかったから
こんなとこに置いてある理由は、村の人に見せないように....と思っていた
でも､今考えるとただ単に、縛り付けたかっただけなのかもね....」
焦凍は、悲しそうな顔をしながら、本の背表紙をなぞった
貴「焦凍....ここだよ？こんなとこだよ？
ここは､私の育った場所....」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NONAME(プロフ) - http://img.u.nosv.org/uploader/files/0/7/c/07c51858150bbff53eb6b06063d04bd7.jpg これでどうでしょうか？ (2017年10月31日 23時) (
レス) id: 63b54d7774 (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - NONAMEさん» すいません( ；∀；)ありがとうです_(._.)_ (2017年10月31日 23時) (レス) id: 805a6406ab (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - kaineさん» あ、表紙のほうですね。 わかりました！送り直します！ (2017年10月31日 22時) (レス) id: 63b54d7774 (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - NONAMEさん» すいません....２個目の方は見れたんですけど、最初に送ってくださった方が見れない......(；・ω・) (2017年10月31日 22時) (レス) id: 805a6406ab (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - http://img.u.nosv.org/uploader/files/3/7/c/37c3082f23870709398262f3e766f8c1.jpg 落書き程度の物ですが……すみません。 (2017年10月31日 22時) (レス) id: 63b54d7774 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
