【ヒロアカ】"便乗"します！！part２【轟焦凍】 (ページ6)

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♯４７ページ6

敵は､笑いそうになるほど、情報をペラペラ話した

敵１「....本当なんだ....なにも知らない。俺たちはただ、『人を殴りたいなら来い』って言われただけなんだ...

　リーダーの個性は、１人、黒い霧っぽい奴のだけは知ってる。《ワープ》だ！」

貴「あっけな...忠誠心がないね...」

轟「ないな....」

貴「どうする...？」

私が焦凍に聞いたとき、さっきペラペラ話した敵とは違う敵がハッとして言った

敵２「お前....優奈(ゆうな)の娘か...？」

その言葉に、呆然とする敵達

私は反射的にその場で立った

敵２「やっぱりそうだ！！その顔、髪の毛先の色...そっくりだ！！」

私の中で、何かが切れた

貴「お前っ！！アイツに...アイツのォ...！！」

自分でも何を言いたいのか分からなかった
ただ､怒りと殺気が込み上げてくるのは分かった

轟「落ち着けA！先が見えなくなるだけだぞ...！」

いつの間にか立っていた焦凍が私の肩に手を置いて言った

この場に､焦凍が居なかったら、私は何をしていただろう...？

深呼吸をして無理矢理、自分を落ち着かせる

貴「ごめん焦凍｡大丈夫...」

轟「"優奈"ってのはお前の...」

貴「そう｡私の実の母親」

焦凍に『私の実のお母さんが敵だ』とは言ってある
だから､遠慮して､最後は言わなかったんだろう

でも､私は､しっかりと答えた

その瞬間、ミシミシッ...と音がした

音のした方を見ると、さっきの敵が､氷を自力で割って動いていた

轟「こ...のっ」

また､氷で凍らせようとする焦凍を私は手で止めた

貴「殺気がない....」

轟「あ...」

その敵は私と焦凍の１メートル位手前で止まって、膝間付いた

敵２「お前に会ったら...と言われた」

私と焦凍は無言で聞く「何を？」...と

敵「お前の母親からの伝言だ
　
　
　
　
　
　
　
　『そろそろ迎えに行く。時が近づいたら、何かアクションを起こす』」

その言葉に私の思考は数秒止まった