看病 ページ9
「ゴホッゴホッ」
起きると、とてつもない疲労に襲われた。
ベッドから起き上がろうとしてもなかなか起き上がれず、隣をみるとシルクがまだ寝ているところをみると、きっとまだ明け方なんだろう。
シルクを起こさないようにとそっとベッドからようやく起き上がり、熱を測ってみると表示されたのは
「38.2……嘘でしょ……」
時間をみると、まだ午前四時。
やっぱりうなされて起きたみたい。
このまま寝たかったけど、シルクに風邪がうつるのは申し訳なかったので別室のソファーで寝た。
次に起きてみるとソファーで寝たはずだったのにベッドに戻っていた。
ベッドで寝ていたはずのシルクはいなくて、私のおでこには冷えピタが貼ってあった。
「……シルク?」
急に寂しくなって呼んでみると、トタトタという足音が聞こえてきて、しばらくするとドアが開いた。
「A、大丈夫か?」
「うん……だいぶマシになったよ」
「そっか……ってお前!1回起きた時になんで俺を起こさないんだよ!」
「だって……」
「だってじゃないの!ソファーなんかで寝たら余計に悪化するだろ!」
「……ごめんなさい。」
「……わかればよろしい。ほら。寝てな?今日は1日中ずっと看病してやるから。」
「俺、料理は出来ねぇけどそれ以外はやるから!」
「ふふっ。ありがとう。」
その日はずっとシルクの過保護すぎる看病にお世話になりました。
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ななみ(プロフ) - ミルクティーさん» ご感想、ありがとうございます!これからも頑張りますので応援のほどよろしくお願いします! (2018年3月14日 0時) (レス) id: 8185d3bc14 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー(プロフ) - すごくいいですね!次回も楽しみにしてます!! (2018年3月13日 17時) (レス) id: 83556112f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななみ | 作成日時:2018年3月4日 17時