意地悪 silk ページ39
私の彼氏は意地悪だ。
私の大好物の唐揚げの最後の1個を面白がって食べるし、怖いものが嫌いな私に怖い画像を見せてくる。
これは付き合う前からずっとそう。
シルクはどんな時でも私に意地悪。
でも今回の意地悪は泣けてきちゃった。
だって急に別れようって言ってきたんだもん。
私何かしたっけ？シルクの気に触るようなことしたっけ？
そんな不安が頭の中をグルグルと回る。
突然私がポロポロと涙を流すもんだからシルクは慌てて 「嘘だよ」と言ってきた。
「ごめん。泣くとは思わなかった。」
「当たり前じゃん。私、シルクのこと大好きなんだもん。なんでいっつもシルクは意地悪ばっかりするの。」
「……お前のことが大好きだから。」
「……」
私が黙ってしまうと、シルクは恥ずかしいのか少し早口になりながら
「付き合う前も付き合ってからも、お前のことからかったりするのが好きだった。好きな奴にはどうしてもからかいたくなっちゃうんだよ……」
なんて、普段は絶対しないようなしょんぼりした顔で言った。
「……ふふ。なら許す。」
「ん……これからはこういうこと言うのやめる。」
「普段からからかうのはいいけどこういうのはだめだからね。」
「……ごめん。」
「許してあげるかわりにぎゅーして！」
「……ぎゅーだけでいいの？」
「……ちゅーもして。」
「今日はそれ以上もしてあげる。」
私の彼氏はやっぱり意地悪だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななみ(プロフ) - あゆさん» そう言っていただけてよかったです！ (2019年1月8日 4時) (
レス) id: eb78b3d28f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - リクエスト応えていただいてありがとうございます！すごく良かったです！ (2019年1月7日 17時) (レス) id: 68900bfcf6 (このIDを非表示/違反報告)
Nanami(プロフ) - ビスコさん» 了解です！ (2018年12月9日 15時) (レス) id: eb78b3d28f (このIDを非表示/違反報告)
ビスコ(プロフ) - を、際立たせるお話しで (2018年12月8日 11時) (レス) id: f987b2a739 (このIDを非表示/違反報告)
ビスコ(プロフ) - Nanamiさん» もっきゅゅゅゅゆゆゆゆゆんんんんん！！！ (2018年12月8日 11時) (レス) id: f987b2a739 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななみ x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
