愛し愛され。3【Fischer's】

ぽかぽか　ndaho ページ12

A side



「だほぉ〜…」


「何〜？……どしたの急に。」


外は雪が降っているほど寒いこの季節。


私の部屋で暖房をかけてはいるものの、やはり寒い。


こんなときでもお馴染みのフザケTとやらを着ているンダホ。


…しかも半袖。


寒そうなはずなのに私には暖かそうに見えて思わず抱きついてしまった。


「…寒い。」


「そうか？暖房効いてるし俺にとっては暖かいけど。」


「…それはンダホの体温が高いんだよ。暖かいから抱きついてる。」


「俺の体温が高いのかー。…こっちの方が暖かいんじゃない？」


そういうとンダホはさっきまで私が前から抱きついていただけだった体の向きを変え、ンダホが後ろから抱きつく形になった。


「…ふふっ。暖かい。」


「でしょ？」


「うん……好きだよ。ンダホ。」


「また急だね。……俺も大好き。」

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