【d!】新メンバーは京都人で食害の友人【男主】

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gr side


ガヤガヤとした人の声で目が覚める。

知らない天井や家具等にユフリの歓迎会中だった、と理解し起き上がる。すると毛布がめくれる。

毛布を綺麗にたたみ、声のする方へ行くとトントンにコネシマ、シャオロンにロボロとエーミール、それにユフリが片付けをしながら雑談を交わしていた。


ユフリは、俺の姿を見るなり「水でも飲みますか？」と冷蔵庫を開けるので貰おうと返事する。



sha「そういやさぁ…」



シャオロンが椅子の背もたれに顎を乗せながら言う。



rb「ユフリって実はハーフやろ？」

yh「え？」

kn「あー確かに！」

em「ご両親に外国の方がいるのですか？」

yh「まあどっちもハーフなので」

rb「え」


冷蔵庫を閉める手が止まる。

父と母どっちもハーフとか強いかよ。



gr「聞いてもいいか？」

yh「いいですよ。父がイギリスとフランス、母が日本とアメリカです」

kn「うわ、なんじゃそら！」

em「かろうじての日本要素…」

rb「なんか納得やわぁ…」

yh「ふふ」



そんな会話を交わして、俺はベランダに夜風を当たりに出ると、夏なのに冷たい風が頬を撫でた。

はぁ、と息をつくと扉が空き、ユフリが酒を入れたグラスを両手に持って出てきたのでどうした？と聞いた。


「いえ、リーダーと話してないなと思いまして」なんて言いながらグラスを差し出すので、笑って受け取り口に注いだ。

ブランデーのストレートか。
味や香りから高級なものだとわかり「美味いな」と言うと「でしょう」と言ってユフリが微笑んだ。



yh「今日は俺のためにありがとうございました」

gr「あぁ…歓迎会と言っていいものかとは思うがな」

yh「ふふ」



ゆっくり一口一口酒を飲んでいると、またベランダの扉開き、トントンが入ってきた。

「なにしてんねん」と俺たちの隣に立つ彼にちょっと巫山戯て「密談」と言うとアホかと言われた。



tn「また酒飲んでんねんな」

yh「酔い覚めみたいな感じです」

gr「お前も飲んどるやん」



缶ビールを持つトントン。



gr「そうだ、ユフリ」

yh「？」

gr「今から敬語禁止で行こう」

yh「は」

gr「強制だゾ！」



眉を顰めるユフリ。

トントンに目線を送るも、「せやなぁ、俺も敬語やない方がええなぁ」と乗ってくる。

渋るユフリだが、数秒経つと



yh「分かったよ。けどまだ慣れへんなら許してな」



そう言って微笑む彼。


三人で静かに乾杯を交わす。





「ようそこ、我々だへ」




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長くなった…

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