天才少年バスケを辞める

▼第20Q ページ22

.


「残念だが…あいつは死んだ。
トラックに轢かれて即死だったらしい」
「………………………え？う、嘘だろ？」
「……………本当だ」



俺はその真実を受け止められなかった。
数分立ってやっと返事できた。
俺は口はあんぐり開け、目は見開いている。









「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」









それは当時小学三年生だった俺には突然の、厳しすぎる事だった。
ただ、泣き叫ぶ事しか出来なかった。









その時、俺は決心したんだ。









「俺、バスケやめる。」
「は？え？」



周りがざわつく。
…………それでも決めたんだ。


.


.

▽第21Q→←▽第19Q

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す