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ちょっと距離があるみたいで自転車で移動
カイくんの後ろに座る
家族連れやカップル、友達同士いろんな人とすれ違う
昔、ルハンたちとよくお祭りに行った
私は浴衣で
汚すとオモニに怒られるから、ルハンとミンソクはお姫様扱いでエスコートしてくれた
だけどセフンとジョンデは相変わらずで、結局アイスをこぼして怒られたことを思い出した
キャッキャッとはしゃいでいる子供たちが昔の自分たちと重なって見えた
「どうかした？まだ怒ってる？」
静かにしている私にカイくんが心配気に声をかけてきた
「まだ怒ってるよ 笑」
カイくんがビクッとなる
「うそだよ笑
浴衣の人たくさんいるから、私も着てくればよかったなと思って。」
カイくんは少しホッとしたように肩の力をぬいて、周りをキョロキョロとした
「やっぱ女の子は着たいもんなんだな。
じゃあ 来年は着てきたらいいじゃん？」
来年…
来年もカイくんは私と来るつもりでいてくれてるってことなのかな
心臓に悪いことをサラッというカイくんは一体どういうつもりなんだろう
返事に困っていると、自転車が止まった
「ここからはちょっと歩きなんだ。」
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ミナの言った通りスニーカーで来て大正解
なかなかの山道を登る
かかろうじて舗装はされてるけど、浴衣では絶対に無理
どんどん登っていくと目の前が一斉に開けた
目下には夜景が広がる
「わぁー！キレイ！！！」
思わず大きな声が出た
「あはは。まだ早いよ！
そろそろ時間かな？」
カイくんが時計を見ながら答えるとパッと目の前が明るくなり、大輪の花が咲いた
ドン、ドンと遅れて音が響く
そして花びらが散るようにキラキラと消えていく
遮るものは何もなくて花火が自分たちのために打ち上げられているようなそんな絶景だった
「すごくキレイ…。」
ため息混じりでうっとりした声が漏れた
「だろ？俺の秘密の場所なんだ。」
「もう許してくれる？」
頭をかきながら、私を見つめるカイくん
「もちろんだよ！」
ドンドンと打ち上がる花火を見つめながら答える
「最高の誕生日プレゼントになったよ！」
カイくんの方を見ると唖然とした表情をしていた
「今日、実は誕生日だったんだよね？
ホントいいところ教えてもらえた。
ありがとう。」
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マナさ - 更新待ってます！！ (2018年2月20日 18時) (
レス) id: 5d62876bfd (このIDを非表示/違反報告)
kailukey(プロフ) - モナコさん» 感想ありがとうございます。すごく嬉しかったです。断続的になると思いますが、少しずつ書いていきます。よろしければ読んでください。 (2017年5月17日 21時) (レス) id: e2f5eead1e (このIDを非表示/違反報告)
モナコ - この作品大好きです！いつもキュンキュンしながら読んでます//´∀`//更新頑張って下さい！！ (2017年4月4日 23時) (レス) id: fb77e0d987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kailukey | 作成日時：2017年2月23日 22時
