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鏡の前に立って、髪を整えて制服のリボンを結び直す
「行くぞー」
双子の兄ミンソクの声
今日は高校の入学式
バスに乗って桜並木を抜けると、私たちの通う学校が見えてきた
バスを降りて校門を通ったところで、ミンソクが私を呼び止めた
「待って。
ここでルハンと待ち合わせしてるから」
「そうなの？」
平静を装ったけど、内心ドキッとした
ルハンは小さい頃家が隣りの幼馴染
ミンソクは親友になり、私は恋をした
いつも笑顔で優しくて、困ったときは絶対に助けてくれるルハンが大好きだった
だけど、中2の夏、ルハンに彼女ができた
そしてその年の冬、ルハンは隣町に引っ越していった
それ以来、会っていなかった
あっけなく終わった初恋だったけど、諦めることはできなくて、今も片想い中だ
「しうちゃん！A！」
変わらない笑顔のルハンがこっちに歩いて来る
ミンソクと肩を組み、笑いあう姿が懐かしい
「A、久しぶり」
二コリと笑うルハンはずっと背が伸びて、男っぽくなっていた
不意に目があったミンソクがため息をつく
見惚れてた自分に気づいて一気に恥ずかしくなった
「制服似合ってるね！かわいい」
「あっ、ありがとう ///
ルハンもかっこいいよ！」
恥ずかしそうに笑うルハンからまた目が離せない
やっぱりドキドキしちゃうよ
「ルハン…」
無表情の男の子が後ろから声を掛けてきた
ルハンが「おはよう！」と挨拶をする
「こいつはカイ。向こうの中学で仲良くなったんだ。よろしくね！」
「しうちゃんとA。俺の幼馴染なんだ」
と紹介してくれる
「…どうも」
まったく私たちに興味ない様子
「ルハン、入学式行こうぜ。みんな待ってる」
新しい中学の子と行っちゃうんだ
久しぶりに会えたのに…
名残惜しくて、ルハンを見上げる
「ごめん！2人と出るよ！
久しぶりに会ったから、いろいろ話したいんだ」
「わかった。じゃあまた後でな」
カイ君は前髪をかき混ぜながら、友達のところへ歩いて行った
「俺たちも行こう！」
ルハンは微笑みながら、振り返る
先に歩き出したルハンの後を追う
3人で歩くのがなんだか恥ずかしくて、
嬉しくなった
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マナさ - 更新待ってます！！ (2018年2月20日 18時) (
レス) id: 5d62876bfd (このIDを非表示/違反報告)
kailukey(プロフ) - モナコさん» 感想ありがとうございます。すごく嬉しかったです。断続的になると思いますが、少しずつ書いていきます。よろしければ読んでください。 (2017年5月17日 21時) (レス) id: e2f5eead1e (このIDを非表示/違反報告)
モナコ - この作品大好きです！いつもキュンキュンしながら読んでます//´∀`//更新頑張って下さい！！ (2017年4月4日 23時) (レス) id: fb77e0d987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kailukey | 作成日時：2017年2月23日 22時
