カイくんとわたし ページ50
よく晴れた日、真っ白なプリンセスラインのウエディングドレスに身を包んだわたし。
ライトブルーの線が入ったタキシードを着こなしたカイくんが真っ赤なヴァージンロードの先で待ってる。
みんなが両端でわたしたちを見守ってくれて、神父さんの言葉を聞き終わり、誓います。と言った。
｢...なまえ、｣
｢ん？｣
白いベールをあげて、目を見つめられる。
｢幸せにする。絶対。｣
｢...わたしも。カイくん幸せにする。｣
｢愛してるよ｣
ちゅ、とキスをしてわたしたちは夫婦になった。
｢あー！！カイくんお弁当忘れてる！｣
｢ごめんごめん！ありがとう｣
左手についた指輪は超特急をしながらも外さず、結婚してから結婚したい芸能人にランクインしたりと人気は衰えないまま急上昇を続けてる。
結婚して3年、不満もないし毎日が幸せ。
｢いってきます。｣
｢行ってらっしゃい｣
ちゅ、と行ってらっしゃいのキスをすると手を振った。
｢今日はお義母さんとランチやし着替えな｣
スキニーに足を通すと、ウエストがきつくてボタンが閉まらない。
｢うそやろお、、｣
仕方なくマキシ丈のワンピースに変えてカーディガンを羽織りランチの場所まで向かいお義母さんと合流し、楽しくランチをしていた。
お義母さんと話をした後買い物を済ませて家へ戻ると、買ったものを置いたりする。
｢...そういえば、｣
いつやったかな、なんてカレンダーを見る。
カレンダーには超特急の予定やメンバーの予定が書かれている。
ご飯作らなくちゃ、とキッチンに立つとオムライスの材料を冷蔵庫から取り出してささっと作っていると、カイくんが帰ってきた。
｢なまえただいまー｣
｢早かったな、｣
今日はカイくんが好きなオムライスー、と言うとトイレに行ったカイくんがえっ、と言葉を詰まらせる。
｢なまえ！？｣
｢え、なに｣
バタバタと走ってきて肩をつかむ。
あ、見つけたんかな、
｢こ、これ。｣
｢...中身見ていいよ｣
開封されてる箱を開けると線の入った妊娠検査薬。
｢えっ、え、｣
｢まだお医者さん行ってへんからあれやけど、｣
｢ほんと？ほんと？｣
こく、と頷けばぎゅうっと抱きしめてくれた。
｢俺、もっと頑張るね、なまえとお腹の子のために｣
素敵な言葉を言いながら愛しそうにわたしを見つめてくれる旦那さんはカイくんしかいない。
終わり
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逢琉(プロフ) - さーちゃんまんさん» はじめまして。ありがとうございます。お言葉非常にありがたいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年1月9日 23時) (
レス) id: 8c804e470d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - はじめまして！成人式だったんですね。おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年1月9日 13時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢琉 | 作成日時：2017年12月27日 23時
