わたしとカイくん

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すっごい人の量に目を丸くするなまえ。
なまえはあんまりテーマパークは得意じゃない。

俺はメンバーと行った時も楽しく過ごせるし、苦手なものは特にないからすっごい楽しみ。


｢！カイくん！｣
｢んあ？｣
｢あれあれ！｣


なまえが指さす方を見ると、黄色くて丸いフォルムのキャラクターがよちよち歩いてる。


｢写真撮ってもらお！｣
｢うん！！｣

人の合間を縫うように進んでって、お姉さんに写真を撮ってもらった。


｢嬉しい、、｣
｢ね！あ、あれつけよ〜｣
｢どれ？｣


なまえはアトラクションが苦手なだけで雰囲気は嫌いじゃないみたい。

二人で青いふわふわのキャラクターキャップと、伊達メガネをかけてアトラクションに向かう。


｢なまえどれ乗る〜？｣
｢ん〜、わたし来たことないからどれがいいんか分からへん、｣
｢じゃあ、魔法の世界行ってみる？｣
｢あ！！行こ！！｣


魔法の世界に向かいながらあのシリーズ良かったね〜と話しながら手を繋ぐ。


｢なまえ写真撮ろっか｣
｢バレへん？大丈夫？｣
｢みんな見てみ、他に夢中だよ｣
｢ほんま？｣

不安そうだけどカメラを向けると楽しそうに笑顔を向けてくれるからぎゅっと肩を寄せる。


｢へへ、楽しい｣
｢ね、｣


魔法の世界に入ると楽しそうななまえはキラキラの笑顔で屋外アトラクションに乗り込んだんだけど、


｢あ"っうわ、むりむりむ、ぎゃーーー！！！｣
｢あっはははは！｣


一応子供向けの方にしてみたんだけど俺の手むぎゅううって掴んでビビってるのが面白くて、なまえばっか見てた。

他にも色んなアトラクションに乗ったんだけど、ぎゃーの連続で俺のが疲れちゃうくらい。



｢はあ…、はあ…むり、、｣
｢いや俺の方が無理だわ。｣

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