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そこからお礼したいって無理やり連絡先交換して、多分人生で一番アタックした。
ご飯とか、夜景の綺麗な、とか。
撮影で来れない時は連絡もずーっと取ってたり、とにかくなまえに夢中だったなあ。
あ、今もなんだけど。
それで、2月。ついになまえから会えるか連絡が来て近くの公園になまえがいた。
｢あ、カイくん｣
｢どうしたの寒いのに｣
その日は13日の夜で、少し雪が降ってて待ってたのか分かんないけど、なまえの鼻が赤く染まってたのをよく覚えてる。
｢…これ｣
｢ん？｣
小さな紙袋を渡されて、バレンタインのチョコを貰った。
｢…くれるの？｣
｢うん、あげる。寒いのに呼び出してごめん｣
青いマフラーに顔を埋めて笑うなまえを見たら、我慢出来なくてぎゅっと抱きしめた。
｢…カイくん、｣
｢俺ね、なまえのこと好きなんだ。｣
｢えっ｣
気づいてなさそうだったけど、ほんとに気づいてなかったんだなって反応で分かる。
抱きしめた腕を離して手をぎゅっと両手で包む。
｢俺一応芸能人だしね、なまえのこと寂しい思いさせると思うんだ。でも、好きなの。ほんとに。｣
｢…え、あの、｣
｢だから、だからね、俺の彼女になってください｣
じっと見つめられて、ほんとに返事が怖かった。
チョコまで貰っといて振られる？って思うでしょ、でも実際考えさせてって言われたからほんとに怖かった。
それから、なまえの連絡が来なくて、振られたかと思ってその日過ごしてたら、
14日の23時58分、電話が来て、
｢カイくんの彼女にしてください｣って言ってくれたんだ。
これが俺たちの馴れ初め。
長かったかな？半年以上はなまえにアタックしたんだけど、なまえはほんとに気づいてなかったんだよね。
｢カイくん〜何してんの？｣
｢ん〜？なまえと会った時のこと思い出してた｣
｢わたしのコンビニバイト時代？｣
｢そうそう｣
今でもなまえとは思い出してはあの頃を話す。
超特急の俺が見たいってDVDを貸したら見事な8号車になった時とか、なまえとの出来事はありすぎて、キリがない。
また昔のこと話すのもいいよね？
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逢琉(プロフ) - さーちゃんまんさん» はじめまして。ありがとうございます。お言葉非常にありがたいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2018年1月9日 23時) (
レス) id: 8c804e470d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - はじめまして！成人式だったんですね。おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年1月9日 13時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢琉 | 作成日時：2017年12月27日 23時
