最終話 ページ23
ヒュ〜、、、バンッ！
kt・A「「あ……」」
満天の星空に咲く綺麗な花火。それは建国記念日当日になったことを知らせるものだった。
「もう日付け変わったんだね。建国記念日おめでとう。きんとき。」
kt「早いねぇ。ありがと。」
nk「A〜！俺らには〜？」
後ろを振り向けばワイテルズの皆が。僕は笑顔で。
「皆！建国記念日おめでとう！」
ワイテ全員「「「ありがとう！」」」
屈託のない笑顔。長かった。こうやって笑い合える日をずっと待ってた。あの戦争から……
「あ！そうだ！僕からプレゼントがあるんだ！」
kt「え？」
そう言うと鷹赤が袋を持ってきてくれた。中身はもちろん、こっちに来る前に作ったものだ。
ありがと。と言って頭を撫でて荷物を受け取れば満足気に消えていった。
「はい！まずnakamuからね！」
分かりやすく水色のリボンで飾り付けした小さな箱をnakamuに渡す。
わざわざ丁寧にリボンを解いていく。大雑把でいいのに。
nk「うおぉ！めっちゃ綺麗！これ何？！」
そう言って箱から取り出したネックレスを月の光に当てた。プレゼントしたのはネックレス。
これはみんな同じだ。ひとつ違うのが付いている宝石の違いだ。nakamuの宝石は薄紫。
本当はイメージカラーに合わせて作りたかったんだけどね。石言葉を優先させたかったんだ。
でも、他の人はちゃんとイメージカラーだよ！
宝石を加工するとこから始めたんだからね！めっちゃ大変だった……
「nakamuの宝石はアイオライト。意味は【目標に向かって正しい方向に前進】。
まぁ、nakamuのことだから気にする事はないね！これからも頑張ってね。
総統様？」
するとガバッと抱きつかれた。勢いが良すぎて思わず倒れるところだった。
nk「マジで嬉しい、ほんとありがとうA！俺ちゃんと上に立つ人間としてふさわしい男になるから！」
「楽しみだねぇ。」
よほど嬉しかったのかまた月明かりにネックレスをかざしていた。
「次はbrooook!［＃「!」は縦中横］」
br「待ってたよ〜。」
はい。と渡せばnakamuと同様丁寧にリボンを解いていく。そして持ち上げれば赤い宝石が光った。
br「これは〜？」
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作者名：廻忌 | 作成日時：2022年1月11日 21時
