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二人で苦笑いしながらも子供たちを追いかける準備をする。するとみんな笑顔で散らばった。
全速力で追いかけるのは大人気ないね。
「疲れた！最近の子供って体力すごいね。」
kt「ね。俺たちの方がバテちゃってるじゃん。」
ふはっ！って二人で笑う。今は少し暗くなってきて基地に帰ってる最中。あの後遊びまくってヘトヘト。
kt「A。いきなりだけど聞いてもらえる？」
「ん？いいよ？」
立ち止まろうとしたけどきんときはそのまま歩き続ける。ので、僕も歩くことに。
kt「Aが助ける。って夢の中で言ってくれた時俺のみみにもきこえてたんだよね。」
だから僕のこと知ってたんだ。
kt「あれを言われた時俺、初めて泣いたんだ。今までは俺がないてどうする。
一番今苦しんでるのはnakamu達だろって我慢してた。でもあの時初めて泣いて素直になれた。
今すぐ逃げたい。今すぐnakamu達に本当のことを言って一緒に逃げたいって。
そう考えてたら言われたんだ。待っててって。何故かスっと心に落ちてきてあぁ、待とうって思えた。
何が言いたいかって、多分あの時Aが待っててって言ってくれなきゃこんな未来になってなかった。
俺が欲しい言葉をくれて俺がして欲しいことをしてくれる。
ほんとAは俺のヒーローだね。ありがと！」
そう言って立ち止まって笑ってくれた。
「君たちって本当にずるい。」
kt「え？」
「ううん！なんでもない！」
そう言って腕を引っ張る。きんときだけじゃない。僕だって救われたんだ。
君たちがいなければずっと僕は自分のやりたいことを忘れてた。
そして我々だのみんなに会うことができてなかった。
君たちだって僕の欲しい言葉をくれるじゃないか。
ちゃんと伝えるね。
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作者名：廻忌 | 作成日時：2022年1月11日 21時
