異能力の世界で情報屋番外編【ＷＴ】【d！】【ら運営、限界】 (ページ2)

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brooookの分も包んであげると凄く喜んでくれた。そして、本来の目的地に僕達は向かいだした。
　
　そこは……
　
「すごい人気だね！」
　
　br「でしょ？出来たばっかなのにこんなに人気なんだよねぇ。」
　
　今日の予定はbrooookに城下町を案内してもらう予定だったんだ。それで、brooookがどうしても行きたい店があるって言って来てみたんだけど……
　
　すごい人気で大行列ができてる。今から並ぶとお昼余裕で超えちゃいそうだなぁ。ま、色々あったし仕方ないね。
　
　そう思い、列に並ぼうとするといきなりbrooookが僕の腕を引っ張った。向かった先はレジ横のカウンター。
　
「え？brooook？」
　
　br「ふふん！実は取り置きしてもらってたんだぁ。」
　
「そ、それって幹部っていう特権使った？」
　
　br「そんな事しないよ！ちゃんと朝から並んだよー。」
　
「そ、そっか！変に疑っちゃってごめん……」
　
　br「すっごい早起きしたんだからね！」
　
「ありがと！brooook！」
　
　br「いいよ〜！」
　
　定員さんから貰った袋の中にはカツサンドが入っていた。

ここのお店はパンの専門店なんだけど、一番人気はこのカツサンド。
　
　東洋の方から流れてきた料理なんだけど、今すっごく人気みたい！brooook曰く、肉厚が凄くて衣はカリッとしてる。
　
　そして挟んでいるパンは柔らかくてもっちもち。カツとの相性抜群だそう。

肉好きのbrooookの事だからこういうのに目がないのだろう。
　
　カツサンドを持って上機嫌のbrooookを見てると僕も嬉しくなってくる。brooookの笑顔ってなんか癒されるんだよね。
　
　もうすぐお昼なのでカツサンドを食べることに。せっかくなのでbrooookおすすめのところでピクニックみたいに食べる。
　
　と、言うことでお店を出る。すると遠くの方で悲鳴が。
　
　女性「泥棒よ！誰か捕まえて！」
　
「ッ！？」
　
　横を猛スピードで通っていく犯人。どうやら脚力を強化し、速度を上げる能力らしい。それも何人も。
　
「brooook！いい？」
　
　br「もちろんー♪」
　
　今確認したのは能力を使っていいかの許可。この異能力の世界ではそれぞれの国で能力使用のルールが決まっている。

　我々国もそうなんだけどここ、ワイテ国でも能力の使用は特別免許を持っている人か、軍人の人達だけ。