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これ…

本当に涙が止まんない、あれ

なんで僕だけ泣いてるんだろう

『やばい ほんとに 涙とまらない』

「いやいやっ 笑 本当になんで泣いてるの?」

『わかんない…!』

「この人怖すぎて泣いてるんだけど 笑」

剣持さんに笑われるが本当に自分でも分からない

『いやいやほんとに、ちが、怖いとかじゃないんだけど』

恐怖 で涙が出てるわけじゃないんだよね…多分

だけどなんか…この感じ、寂しいに近いのかな?

「なんかよくあるよね、霊に共感して、みたいな」

『わかんない、ほんとに止まらない、やばい』


泣きたくて泣いてるわけじゃない
なにか感情が昂ってるわけでもないのに。

スタッフ「ガチ泣きしてるじゃないですか」

「え、マジで泣いてんじゃん」

えっ、と流石に剣持さんも心配そうに僕の顔を覗く

『ほんとに……やばい』

ふと、手のひらの御守りを見る。

ここじゃ暗くてよく分からないけど

この御守りがまるで 大丈夫だよ って訴えかけてるような気がする。




そしてそのまま社長とアニキが待つ車へと急いだ





「なかなか時間かかったんじゃないですかね」

「おかえりなさい」

そう声をかけてくれるけど、何も返事する気になれない

「ちょ、なにがあったんですか」
「どこから聞けばいいんだこれ!?」

と困惑してるアニキと社長


「ぇー…まず、甲斐田くんピーピーうるさかった」

「やっぱうるさかった?笑」

そんなにうるさかったかなぁ…

だってほんとに変な感じしたから……

『なんか、トンネル半分行った辺りから涙めっちゃ止まんなくなって』

「いやほんとにね、帰り道くらいで見たんだけどボロボロ泣いてた」

「えぇ〜…」

『まじでなんかもう…怖いとかじゃなくて……』

霊媒師「戻ってきた時にですね、女性が着いてきてたんですよ。」

「「「『おぉぉ〜』」」」

霊媒師「甲斐田さんの場合は、居心地がいい、連れてきやすい、憑きやすいっていうのもあるんですけど……」

そこで霊媒師の方は言葉を詰まらせた

『えっ……と?』

なにやらスタッフと目配せして首を縦に振った

霊媒師「着いてきた女性は、別に悪さとか脅かそうとかしてた訳じゃなくてね、甲斐田さんのことを守ろうとしてたんですよね。」

「あ……もしかして……」

「そんな事有り得るんですか?」

あまり周りの言ってることが理解できない

霊媒師「涙が出るって言ってたのは……そうですね、御守りを見せてもらってもいいですか?」

『へ、御守り?』

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作品ジャンル:恋愛
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ビール=ビールEX(プロフ) - まゆさん» 閲覧ありがとうございます!ちょっと不穏な空気が多いですがこれから色んな展開になるので楽しみにしてて下さい! (2022年11月14日 1時) (レス) id: af798582c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 投稿お疲れ様です!お話の構成が大好きで毎日更新されるのを楽しみにしてます!途中から涙が止まらなくてティッシュと一緒に読んでますwこれからも更新頑張って下さい! (2022年11月13日 23時) (レス) id: 1c95ee2eca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビール=ビールEX | 作成日時:2022年11月12日 1時

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