姿が見えない彼女【kid】

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某スタジオにて…




2021年




＼ろふまお結成／


スタッフさん達がなにやら笑顔でガヤガヤしている

社長、もちさん、アニキ

そして僕は果たしてこの4人で上手くやっていけるのか…

とりあえず僕は僕なりの立ち位置で頑張ろう…

無人島からまさかこんなことになるなんて……

そんなことを考えているとふと、真横から声がした


「晴〜？晴く〜ん？…甲斐田ァ〜？」

…

『…えっ！？なんですか〜A？…ってアニキィ！？！』

あまりにもにょろっと出てくるものだから
びっくりして叫んでしまった…
ん？A？

「うわあ！？こっちがビビるわ！！…ってお前、Aって。」


アニキが神妙な顔をして僕を見ている。




『え、ちょっ甲斐田今変なこと言いませんでした？』




「…いや、何も変じゃなかったけど」



少し苦しそうな顔をしてるアニキがいる


何がどうなってるんだ？


勝手に口走ってしまったけど





『 Aって誰ですか……？ 』




そう言った時 スタッフ達の笑顔が消えた。


え、僕なにか不味い事を言っちゃった！？


その時

「甲斐田さん、大丈夫ですよ、ゆっくりで」

と優しそうな笑顔を浮かべた社長に背中をトントンされた

『えっ…と……、どういうこと……』

「甲斐田くんはね、何も考えなくていいんですよ今は」

と、もちさんに手を握られる


え……？普段こんな事しないよなこの人達？

え、怖い…僕なにかされるのか？？？？


「晴、とりあえず今日は一緒に飯行くか！」

『えっ！？アニキいいんですか！？』

「そういうことなら私たちもお供して良いですか？」

「まあ僕も付き合いますよ、ろふまお結成なんでね！社長の奢りで！」

なんか無理やり丸め込まれた感が否めないけど…



まあ、いっか

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